白虹のように儚いお話。(JW 赤×緑)

◯ ページ21

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紫side


「んぅ、」


紫「お、起きた？目痛ない？」


「ｺｸｯ だいじょぶっ、」


起き上がってすっと俺の膝に乗ってきたともくん。


懐いてきてくれて嬉しい。笑


「だい、ねてるぅ。」


紫「そうやねぇ。ともくん、おトイレは？」


「いくぅ。う んちぃ。きてぇ。」


寝起きやからか語尾が伸びとるともくん。笑


紫「おれでええの？」


「ｺｸｯ」


大毅はまだ起きへんやろうし、起きてしまっても別に泣いたりはせえへんから、新しいおむつを持って、ついていく。


「むうううううう、」


一生懸命踏ん張ってて可愛い。笑


ﾎﾟﾄﾝ


「っ、でたぁっ、」


紫「ふふっ、でたなあ？笑 じぶんでふける？」


「ないっ、」


紫「ん、拭いたるな。」


拭いてやって、新しいおむつを履かせる。


紫「おし、おっけい！」


「ありがとぉ、」


紫「おう！ともくん、おなかすいた？」


「ｺｸｯ だいはっ？」


紫「あんま寝過ぎても夜寝られへんくなるから、起こそか。


ともくん起こしてくれる？」


「ｺｸｯ」


ﾄﾝﾄﾝ


「だいぃ、ごあんよぉ。」


『んぅ、ともっ？』


「おべんとっ、」


『おべんとー！たべるっ！』


寝起き良すぎやろ。笑


紫「ベランダにシート敷いて食べるんはどうや？」


『だいはそれしたい！！』


「とももぉ、」


紫「っしゃ、おとん準備するから、手洗ってき？」


『はーい！』
「はーいっ、」


準備完了！


紫「よし、食べよか！」


『だい、いただきますするっ！


てをあわせてください！！いただきます！！』


「いた、らき、ますっ、」
紫「いただきます。」


今更なんやけどさ、ともくんて、だいきの「だ」は言えるのにいただきますの「だ」は言えへんのやな。笑


可愛いからなんでもええけど。笑


『おとん！！うまい！！』
「おいしっ、」


紫「よかった、自分らで混ぜて巻いた卵焼きはどうや〜？」


『うまいっ！！だい、さいごまいたで！！』
「おいしっ、とももっ、まぜまぜっ、」


うん今俺がそれ言うたよ？笑


紫「せやなあ。自分で作るとうまいやろ？」


『ほんまやね！！』
「ｺｸｯ」


2人とも自分らも手伝ったお弁当に満足げの様子。


機嫌もなおって、よかったわぁ。笑



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