白虹のように儚いお話。(JW 赤×緑)

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紫side


『ともぉ、そろそろあそぶっ？』


「ｺｸｯ」


『なにする？』


「だい、やりたいのっ、」


『ええのっ？ぼーるでもええ？とも、ゆっくりでもええから！』


「ｺｸｯ」


『おとんもやるで！！』


ともくんには優しいくせに俺にはやるかやらないかの選択権を与えてくれへん。笑


紫「はいはい。笑」


大毅→俺→ともくん→大毅のようにボールを投げて回してく。


『やぁっ！！！！』


紫「おっ！大毅、強なったなあ！」


『んへへっ、』


紫「ともくんいくで〜。」


「ｺｸｯ」


下投げで軽く投げる。


「ああっ、」


だいぶ軽く投げたんやけど、取れへんくてボールを追いかけるともくん。


追いかける後ろ姿のフォルムが可愛くて思わず笑みが溢れる。笑


「っしょ、」


『おし！とも！だいになげて！！コロコロでもええよ！』


ともくんは両手でボールを持って、押すように投げた。


パワーは弱かったけど、変な方向にはいかず大毅の前に止まった。

『おとんみて！ぴったりだいのまえ！！じょーずやでとも！』


案の定ベタ褒めの大毅。笑


「んふふっ、」


ずっとそんな調子で、


大毅は俺にめっちゃ全力で投げてきて、


俺はともくんに俺史上最高に優しく投げて、


ともくんは大毅にコロコロ投げて。


延々続くボール投げ、、笑


これ、いつ終わるんやろか、、笑


『たのしいたのしい！！』


投げてへん間もずっとジャンプして楽しそうすぎる大毅。笑


ともくんはそんな大毅を見てニコニコ。笑


平和な空間やな。笑


紫「そろそろ違う遊びせんでええの？笑」


やんわりボール投げをやめるんを提案してみる。笑


『あ！！ともおすなばは！？』


「するっ。」


『おとん！おすなばせっと！！』


作戦成功や！笑


2人にお砂場セットを渡して俺はまたベンチに座って2人の様子を見る。


2人が砂をいじって遊んでると2人のちかくに2さいくらいの男の子が寄ってきた。


その子に2人のいじってた砂がかかってしまわへんか心配になって、2人のそばで見守ることにする。


紫「横に男の子おるから、砂飛ばへんように気をつけてな？」


『おん！』
「ｺｸｯ」


そのまま2人のそばで見守っててんけど、


「んぅっ、」


わざとではなかってんけど、近くにおった男の子がいじってた砂がともくんの目に入った。


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