白虹のように儚いお話。(JW 赤×緑)

◯ ページ16

・


紫side



外へ行く準備をして、玄関へ行くと


靴を履いて準備満タンの大毅と


靴に苦戦中のともくん。


座り込んで一生懸命動く後ろ姿がかわいい。笑


「っしょ、」


『あぁ、おしいなあ！ここをな、こーやるとな、やりやすいで！』


「んんっ、っしょ、できたっ、」


『できたなぁ、がんはったな！


あ！おとん！おそいで！もうふたりともくつはけてるで！』


ともくんが履けてから、俺に声をかける大毅。笑


紫「ん、ごめんごめん、またせてごめんな、笑」


「んふっ、ええよっ、」


紫「ありがとう。笑」


頭を撫でながらそう答える。



『あ！だいも！ええよ！』


紫「嫉妬か〜？笑 だいきもありがとう。笑」


『へへっ、はよいこ！！』


俺を真ん中にして、手を繋いで歩き始めたんやけど、、


少し悲しそうな顔のともくん。


紫「ともくん？」


「んぅ？」


紫「なんか言いたいことある？」


「だい、て、つなぐっ、」


『あ！ええよ！』


そう言ってともくんの手をとった大毅。


いや、、円形になってもうたやん、、笑


紫「あのー、歩けませんけど？笑」


『はっ！ほんまや！』


ええ、笑


『ほんなら、どうする？


ん〜、だいのとなり、くるっ？』


「ｺｸｯ」


パッと俺の手を離して、大毅の隣へ行ったともくん。


なんか寂しいねんけど。笑


「んふふっ、」


『へへっ、ともかわいい、！』


いや、大毅もともくんも嬉しそうやからええか。笑



・

◯→←◯

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す