銀河のように儚いお話。(JW 赤×緑)

がまん ページ16

みさらし団子。様リクエスト。



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緑side





愛音のお世話でいっぱいっぱいになっとったのかな。


大洋に目を向けられてへんかったかもしれへん。


大洋の我慢に気付いたのは昨日。


保育園から電話があって大洋の体調が良くないから迎えに来てくださいいう連絡で。


それで初めて無理させてたことに気付いたんよな。


愛音ばっかりになってて。


大洋に寂しい思いさせとったことにも無理させとったことにも初めて気付いて。








「愛音、お兄ちゃんのお迎え行こっか」


《ぁう、！》


「ん、ほな行こっか」









「すみません、大洋のお迎えに来ました」


〈あ！重岡さん！わざわざありがとうございます。相当弱ってるみたいなのでたくさん甘やかしてあげてください〉


「はい、ありがとうございました」


〈また体調が良くなったら来てください。愛音ちゃんもまたね〉


《ば、ばぃ、！》


「大洋、帰ろっか」


〈ん、ままだっこ、〉


「今まま抱っこできひんからぱぱに来てもらおか」


〈ん、〉


「あ、もしもし大毅？ちょっと今保育園来れる？.....ほんま？ありがとうね。はーい、ほなね」


〈ぱぱくる、？〉


「おん、来てくれるって」


《ぱあ、ぱ、！》


「なあ、たい。たいがこんこんなの気付かんくてごめんなあ？」


〈べつに、ままたいへんやからだいじょうぶ、〉


『おう、お待たせ、』


「あ、大毅。ありがとうね」


〈ぱぱ、〉


《ぱあぱ、！！》


『ほな帰ろっか』


「おん、せやね」






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