宇宙のような儚いお話。(JW 赤×緑)

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赤side.






今、ともに振られてん。


せっかくとものためにプレゼント買っとったんに。


姉ちゃんと選んでたんやけどともはそれを見てもうたみたい。


俺、女の人がええとか1度も思ったことないで。


ともがええから告白したんになあ。


ほんま、なにやってるん。


とものこと悲しませたらあかんやろ。


今やって涙堪えて唇切れそうやのに。


俺とずっと居ってくれたんにさ。幸せにしてやれんでどうするん。








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『とも、』


「っ、」


『俺、女の人がええとか思ったことないで』


「嘘やっ、ともなんかより女の人の方がええに決まっとる」


『嘘やないよ。俺はともがええから告白したんやで』






ゆっくり、ゆっくり。


落ち着いて話せばきっとわかってくれる。


やってともやもん。







「ならっ、一緒に居った女の人は誰、？」


『あれは、俺の姉ちゃん』


「っ、ほんまっ、？」


『おん。ほんまやで』


「っ、大毅っ、」








大毅、そう言いながら抱きついてくる。......震えとる。


俺はこんな儚く小さい子を悲しませとったんか。


こない俺のこと好きで居ってくれる人を手離そうとしてたんか。









『とも、ほんまごめん。』


「ほんまやでっ、クリスマスイブやからご馳走作って待っとったのに全然帰って来おへんし、」


『せやなあ、』


「プレゼント、用意したんに渡せへんまま終わるんか思うたし」


『ごめんなあ』


「今日と明日はずっと一緒に居ってくれな怒る」


『ふふ。仰せのままに』






fin.

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