1※お話書き換えました ページ1
「「ただいまより、入学式を始めます。」」
真新しい制服に、まだ履きなれてないローファーで迎えた入学式。
「山本A」
あ「はいっ!」
あっ、しまったー!
緊張しすぎてつい声が裏返っちゃった。
初日から恥ずかしい……
…
次々と知らない名前を読まれていく中、一人だけ、
「井上圭介」
「はい!」
今までの他の生徒たちより、遥かに体育館に響き渡った幼なじみの声。
私の声と違って、裏返ることなく、凛とした力強い声で。
─
あ「うそ、、、
マイコとクラス離れた…」
マイコというのは、私の中学からの親友で、ここの高校に入学したのもマイコと一緒の高校に行きたかったから。
なのに…
マ「A、また後でね…」
あ「うん…後でね」
マイコも名残惜しそうに、私とは違うクラスに入って行った。
ガヤガヤ
みんな、教室に入るなり、友達を作っていってる。
私、人見知りな方だから自分からなんて声かけられなくて、机に一人で座っていた。
「あ、山本?」
あ「……ぇ?」
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作者名:みつにか | 作成日時:2016年9月19日 23時