我慢。 ページ15
そらるside
かわいい。
背中に伝わる温もりが心地よい。
「どうしたの」
『べーつに』
なんて言って離してくれない。
なんだこいつ、デレ期か？
「離して」
『えー』
不服そうに手が離れていく。
俺は振り向くと、正面からAを抱きしめた。
『んー、へへ』
俺に応えるように、背中に腕が回ってくる。
そんな無防備な耳元にコソッと囁いた。
「好きだよ」
肩が揺れ、恥ずかしいのか俺の胸元に顔を埋めるA。
俺が手を離しても離してくれない。
「ほら、顔見せてよ」
見せてくれないとわかっていても、聞いていじめたくなる。
『やーだ』
やっぱり見せてくれないけど、かわいい。
俺は少し強引にAを離すと、ぐっと顎を掴んで上を向かせた。
『っ...や』
いきなりでびっくりしたのか、顔を真っ赤にして慌てるA。
俺は微笑むと、音を立てて口付けた。
それから何回も部屋に響くリップ音。
一旦顔を離し、Aを見つめる。
かわいい...
ずっとこうしていたいけれど、さすがに仕事が間に合わない。
「...ちょっと作業しにいく」
名残惜しくAから離れた。
『...うん』
Aもどこか寂しそうで。
けれど、俺には優しい笑みを向けてくれる。
『いってらっしゃい、待ってるね』
「...ん」
そうして俺は、パソコンやらが置いてある部屋へ向かった。
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あゆめ - ヤバい。そらるさんカッコいい！私、そらるさんのリスナーなんですけどほんとカッコいい！ぷりんりんりんさんこの作品をつくってくださりありがとうございます。これからも頑張ってください！応援してます。 (2018年8月26日 12時) (
レス) id: 5d7f163d63 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりんりんりん(プロフ) - フォレットさん» うわああありがとうございます(；＿；)めちゃめちゃ嬉しいし幸せです！！ (2018年8月25日 21時) (レス) id: dc44892b14 (このIDを非表示/違反報告)
フォレット - 最初から最後まで一気に読ませていただきました！とても面白かったです！ (2018年8月25日 20時) (レス) id: 12bb29eccb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷりんりんりん | 作成日時：2018年6月11日 17時
