お酒。 ページ12
「おかえりー、Aーー」
ドアを開けた途端、私にもたれ掛かるように抱きついてきたそらる。
普段こんなこと絶対しないのに…？
『ただいま、そらる。どーしたの？』
私の問いにも全く答えず、ただただ頭をすりすりと擦りつけてくる。
ええ、ほんとにどうしたんだろ...これ...
『そらる、いくよ〜？』
「んー」
そらるはようやく私から離れると、頭をポリポリしながら大きなあくびをした。
その時に強く香ったお酒の匂い。
...え。もしかして。
眠そうに廊下を進んでいくそらるの後ろをついてリビングへ向かう。
ドアを開けると、そこにはまふくん、うらたん、さかたんがいた。
「あっ！！らーちゃんおかえりなさい〜」
「おおお！らいく！？え、おかえり？」
「おぉ〜らいく〜お久しぶり〜」
豪華メンバー勢揃い...
そらるの横に座り、とりあえず事情聴取。
『あの、そらるは一体...』
私が言うと、みんなおかしそうに笑った。
まふくんによると、みんなでそらるにお酒を勧めまくった結果こうなったらしい。
...一体どれだけ呑んだんだろう。
今も眠そうにうつろうつろしているそらる。
他の3人も呑んではいるものの、そこまでは酔っていないようだ。
「らいくちゃんも呑むー？」
『じゃ、ちょっとだけ』
さかたんからお酒を1杯貰う。
「『かんぱーい』」
すると、なぜか乾杯にそらるが反応した。
おもむろに缶を掴むと、私の前に差し出してくる。
「俺とも乾杯〜りゃいく〜」
呂律の回ってないそらるが、可愛すぎて吹き出しそうになった。
『そらる〜乾杯〜』
カチャン、とグラスと缶のぶつかる音がした。
えへへへへ、と不気味なくらい嬉しそうにはにかんでいるそらる。
...超絶可愛いんですけど。
私もニコニコしながらお酒を呑む。
するとその様子を見ていたうらたんがポツり。
「なに？そーゆー関係？」
それに加えてさかたんもポツり。
「おっ？まさかそらるさんが〜！？」
私と机を挟んで前にいるまふくんのニヤけもMAXに到達していた。
『い...いやまさかn』
と、私が否定しようとした瞬間。
ぐいっとそらるの手に引っ張られた。
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あゆめ - ヤバい。そらるさんカッコいい！私、そらるさんのリスナーなんですけどほんとカッコいい！ぷりんりんりんさんこの作品をつくってくださりありがとうございます。これからも頑張ってください！応援してます。 (2018年8月26日 12時) (
レス) id: 5d7f163d63 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりんりんりん(プロフ) - フォレットさん» うわああありがとうございます(；＿；)めちゃめちゃ嬉しいし幸せです！！ (2018年8月25日 21時) (レス) id: dc44892b14 (このIDを非表示/違反報告)
フォレット - 最初から最後まで一気に読ませていただきました！とても面白かったです！ (2018年8月25日 20時) (レス) id: 12bb29eccb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷりんりんりん | 作成日時：2018年6月11日 17時
