幼馴染の距離感〜Ren.N〜

幼馴染。 ページ34

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少し遠いところで廉だけが見えた。




誰かと喋ってる。




怖かった。とにかく怖かったけど、気になる。




相手の人だれ？



女の子？


恋バナしてたって、なに？





あ、もしかして告白されてるだけ？






でも、彼女だと見間違えたぐらいだからよっぽどかわいい子？






あー、怖いどうしよ。


心臓が破裂しそうだったけど、恐る恐る相手の人をみた。






『あ、葵！？』





やばい。声に出してしまった。






あ、よかった。気づいてない。




待って。頭がついて行かない。







もう少し近づいてみよ。






廉「〜〜好き、〜〜」




廉「〜〜だめなん？〜〜」








なにこれ。絶対告白してるじゃん。




葵だったんだ。





好きな人。







よく聞こえなかったけど、、



なんかやけくそになって、とにかく逃げまくった。







悲しくて悲しくて。




教室になんか行かないで、



午後の授業はサボった。






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