きみへのメロディー (ページ5)

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流星side ページ5

望に気づかれてたなんて…
年上なのに情けないわ

でも確かに相談できるのも望だけやわ
ほんまにいい親友持ったと思う

俺は決心して全てを打ち明けた

「望の言う通り俺はずっと神ちゃんが好きやねん。
だからこそ、しげの存在がライバルだということはすぐに気づいとった」

「だからしげが告白して神ちゃんと付き合い始めた時、心から祝うことができんかった。俺だって神ちゃんを幸せにする自信あるのにって。」

桃「…」

「最低やろ？自分の勇気が出んかったのが悪いのに今更後悔ばかりして、神ちゃんへの気持ちが隠せへんねんで。」

ここまで話した時、自分が泣いてることに気づいた

桃「流星は最低なんかやない…
誰だってそうや。後悔もするし、嫉妬もする。
そんなに自分を責めんといて」

望の優しい言葉に涙が止まらなかった

桃「俺は流星の気持ちが知れて良かった
これからもなんかあったら言ってや
一人で抱え込まんといて」

「ありがとう望。
やっぱ最高の親友やわ笑笑」

そう伝えたときの望の笑顔はとても優しかった

そこから望とたくさんの話をして、
とても楽しい食事だった

帰り際、
桃「流星はこれからどうするん？
自分の気持ちに嘘ついて過ごすん？
俺は流星を応援したいよ！
諦めなくてええんとちゃう？」

「何言ってんねん笑
もうあっちは付き合ってんから
でもありがとう、気持ちは嬉しいわ」

「じゃあまたな」

そう言って望と別れた