Pure Love 【F.Ryusei】 (ページ6)

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Episode5 ページ6

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湧、佐奈の猛特訓のお陰で何とか内村くんのことをうっちーと呼べるまでに成長していた。

朝のSHRが始まるチャイムがなったので自分の席につくと新学期ということで名前の順に座っているからかうっちーとは席が前後だった。

担任の先生は優しくて面白いと有名な女の先生でSHR後に‘良かったね‘’やったね’なんて佐奈と盛り上がっていた。

『それじゃあ自己紹介しよ〜』

なんて緩い先生の掛け声で毎年恒例の自己紹介が始まり、去年と同じような過ちをしないように真剣に聞いていた。

そこで気がついた。
今年も深田くん同じクラスなんだ。

まぁ、あまり今年も関わらずに終わるんだろうな、そんなことを考えながらぼーっと話を聞いていたら自己紹介は全員終了していたみたいで、気がつけば私たちの席に佐奈と湧が遊びに来ている。

『なんかAずっと自己紹介中険しい顔してたじゃん』

そんなことを言って笑ってくる湧。
この顔は絶対に馬鹿にしてるな。

『あれだよ、去年自己紹介中ぼーっとしてたら恥かいたから同じ過ちはしない！みたいな感じでしょ？』

なんて佐奈には私の心読まれてるし。

「そんな面白そうに話さないでよ！うっちーに引かれちゃう」

とか言って抵抗してみたものの

『なんか、Aイメージと違う〜』

なんて笑われる始末。

だけどその空間が何故か心地よくて、この短い間できっと今年は楽しく過ごせるんだろうなとか思ったり。

今年の委員会、係決めでも安定に学級委員になった佐奈。湧とも意気投合したらしく男子の学級委員は湧になった。

私も去年とは変わらず保健委員に。
そして相方と言われる男子は深田くんだった。

このときは去年と同様委員会でしか関わりは無いのだろうと思っていた。

だけどその想像は以外にも早くに崩れた。