Pure Love 【F.Ryusei】 (ページ31)

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Episode30 ページ31

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取り残された私とくろちゃん。
自然な流れで一緒に行くことに。

『深田にはもう褒めて貰ったの？』

「それが今日学校来ないの」

『ああ、サッカーだっけ？』

『そりゃお気の毒に』なんて他人事。

『ならさ写真撮らね？』

「えっ？」

丁度グラウンドに着いた辺りで提案されたそれ。

「私なんかでいいの？」

『Aと写真撮りたい人そこら中にいるんだから‘私なんか’って言わないの』

ってことでよくわからないけどくろちゃんと写真を撮らされた。

【体育委員の人は連絡があるので本部まで集合してください】

『じゃあ俺体育委員だから。また後で！』

なんて言って足早に本部の方に行ってしまった。

自分のクラスのテントに着くとそこでは湧、うっちー、あじくん、檜山くん、佐奈の5人で仲睦まじく喋っている様子だった。

『A遅いよ』

なんて言う佐奈と檜山くんの間にお邪魔して話に混ざる。

『今、Aの飴食いについて話してたの』

てかなんであじくんが私が飴食いになったこと知ってんの？

『湧たちからAが飴食いに立候補したって聞いて。まさかそういうキャラだったとは笑』

まじで湧たち、何変なこと吹き込んだんだよ。

「別に私立候補した訳じゃ無いからね！佐奈も聞いてたなら訂正してよ」

『まあまあそんなカッとならない。とりあえず写真撮っとこ』

なんて言って6人で撮る。

『マジ深田可哀想だよな。こんなにかわいいAと写真とれないなんて』

うっちー今なんて？

『うっちー黙れ』

檜山くんまで。
すごく気になるんですけど…
でもそれがどうしたの？って聞ける勇気もないからそのままスルー。

『そろそろ開会式始まるっぽいから俺行くね』