Pure Love 【F.Ryusei】 (ページ12)

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Episode11 ページ12

〜〜〜

Sleepyとスヌーピーはだいぶ違うと思うけど…笑

思い出したらツボにはまってしまう。

『ほら〜音海さんも笑ってるし』

『そんなおもろい？』

ダメだ…
ほんとに面白すぎる笑

『なんか恥ずいんだけど…』

そんな事を言って頭を掻いている深田くんの顔はほんのり赤くなっている。

檜山くんは『あ〜あダサいとこ見せちゃったね』なんて深田くんに笑いかけている。

『なんか最悪なんだけど、さっきの忘れてね』

なんて言われちゃったけど絶対に忘れられないと思う。

〜〜〜〜〜〜

そこからの日々は深田くんも檜山くんも何かあれば気にかけてくれて、暇さえあれば話を振ってくれる。

そんなある日。
いつもの時間に登校して席につきぼーっと本を読んでいると隣に荷物を置く音がしたので「おはよう」と声をかけようと上を向くと

『音海さんおはよ』

そこにいたのは深田くんだった。

「お、おはよう」

『うん、なんでそんな堅苦しいの？笑』

「いや、だってその席檜山くんの席…」

『そうなんだけど…なんて言うか変わったの』

なんか怪しいんだけど…
ずっとキョロキョロしてるし明らかに挙動不審すぎる。

『おはよ、深田は何突っ立ってんの？』

そんなところに現れた檜山くん。
檜山くんも昨日まで深田くんが座っていた席、すなわち私の斜め前になんの躊躇いもなく座るので深田くんの悪ふざけではないことが分かった。

『いや、別に座るけど！？』

ほんとに挙動不審。
どうしちゃったんだろ、と不思議に思って聞いてみると

『昨日先生に呼び出されて深田が前だと後ろ向きすぎるから席変更って言われたんだよな』

そう冷静に述べる檜山くんに深田くんは首が取れるのでは？というほどに首を縦に振っている。

『ということだから今日から隣としてよろしくね！A』