Pure Love 【F.Ryusei】 (ページ11)

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Episode10 ページ11

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檜山くんと話しをした日から確かに深田くんが話しかけてくることは何度かあった。

でも深い話とかじゃなくて本当に雑談程度。

今は英語の授業中で隣人と英会話をする時間。
ただ私の前の女の子はいないのでここだけ3人でやることになっている。

ここ最近はなんだかんだ言ってこの時間が一番楽しかったりする。

『それじゃあスタート！』

その合図とともに教室がワッと騒がしくなる

『今回の内容は自己紹介と自分の気持ちか〜』

この学校は進学校でもないので、授業の内容も簡単だ。

「じゃあ、私から行くよ」

『お願いします！』

「My name is Otomi
Iｍ Happy」

『おぉ〜スゲ〜』

すごい褒め倒してくれる深田くん。

檜山くんも難なく終わって最後に深田くん。

『マイネームイズフカダ』

全部がカタカナに聞こえるのは私だけなのだろうか？

『お前、なんで全部カタカナなんだよ』

檜山くんも同じこと思ってたんだ笑

『別にカタカナじゃないだろ！』

『まぁいいから続けて』

『アイムスヌーピー』

え！？今なんて？
スヌーピーだって？
檜山くんはなんもツッコまないでツボに入っちゃってるし。

深田くんに至ってはなんで笑われているのか分かっていない様子。

『お前スヌーピーってだいぶ意味違うぞ？』

『うそ！？眠いって意味じゃないの？』

ここまで来るとちょっと怖いかも。

『今言ったのはキャラクターな。
お前が言いたいのはSleepyでしょ』

『そうそれ！スリーピー！』