帰り道 ページ2
潤side
「松本くん、今日一杯どうかね？」
「あー、すみませんっ…今日は真っ直ぐ帰りますっ」
酒好きの部長から誘いが来たが、今日は何故か気分じゃなかったから断った。
俺、松本潤。極普通のサラリーマンをやっている。
結婚はまだしてない独身で趣味は音楽を聴く事と料理をする事…かな。
この歳になると、無性に子どもが欲しすぎてたまらなくなっている。
子供は結構好きな方で近所の小さい子とよく遊んでた時がある。中学生の時くらいかな。
「今日も疲れたな…」
終電で降り、自宅までの帰り道を歩きながら俺は一人ポツリと言った。
今日は残業があったせいでいつもより疲れが溜まっている。帰って早く寝よう(´ｰ｀)
*
もうすぐ自宅に着くところに俺は見つけた。
電信柱に寄り掛かり、体育座りですすり泣きをしている小さな子供………
何日くらいか洗ってないのか薄汚いTシャツにデニムのジーパン。髪は黒茶でかなり小柄っぽい。
普通の人ならスルーしてくだろうけど、俺はそっと深呼吸して、声をかけた。
「なぁ…君…………一人？」
遠くだとよくわからんかったが、近くに来てみたら子供は男の子だった。多分…幼児の。
声をかけた後、男の子は一瞬肩をビクンッとさせ体を震わせていた。
「ひぅ………ｸﾞｽｯ…」
「あ、大丈夫！怪しい者ではないから！」
こんな夜道に30代の男が幼児に声かける時点で怪しいけどな←
「君、名前は？こんな夜中に何してるの？」
「……ﾋｯｸ、ふえぇ………ｸﾞｼｭ(泣)」
ありゃ、いきなり名前はダメか…
「あぁ…ごめんなっ。落ち着いたら何あったか教えてくれるかな？
「………っ……ｸﾞｽｯ………(こくん)」
お、頷いた。
んじゃあ…とりあえず隣に座らせてもらおう←
*
夜中の12時過ぎ。
電信柱におじさんと子供が寄り掛かっている。
絵図的に微妙なのだがそこは気にしないでおこう←
だいぶ落ち着いてきた男の子は口を開いた。
「…しょお……おとーしゃん、おかーしゃん、に……すて、られた……ﾋｸｯ」
若干涙声で頑張って話してくれた。
"しょお”って言うのは名前らしく、手持ちにある通園バックか何かに"さくらい しょう”と名札に本名が書いてあった。
翔くん、かぁ…。
「捨てられ……えっ、てことは、お家とかないの？｣
「………んぅ……(泣)」
やべ、禁句だったか…
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ラッキーカラー
あずきいろ
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みさ - 最後まつずんにつられて泣きそうになったんだが( ＾ω＾) (2017年6月8日 20時) (
レス) id: 0e53b2d226 (このIDを非表示/違反報告)
しょおちゃん - はじめまして♪ 読ませていただきました^^ 面白いです！ 翔ちゃん可愛すぎです！！ 潤くんパパもかっこいいです！ 更新頑張って下さい！ 待ってます！！ (2017年3月19日 0時) (レス) id: efb8241485 (このIDを非表示/違反報告)
はる櫻 - 久しぶりですね♪ととろだもんがうけましたw次も楽しみにしています(^^ゞ (2015年12月21日 21時) (レス) id: 7054532f28 (このIDを非表示/違反報告)
彩佑実♪ars(プロフ) - 久しぶりの更新、待っていました！ 次も楽しみにしています♪ うごメモもいつも見てます^^(ちなみに[彩佑実]で出てきます) (2015年12月4日 0時) (レス) id: fb428a9be9 (このIDを非表示/違反報告)
はる櫻 - すっごく面白いですね！私、翔担なのでこういう小説があるとうれしいです！これからも頑張ってください！応援してます！！(翔ちゃん可愛い！！) (2015年7月3日 15時) (レス) id: 7054532f28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるく猫 | 作成日時：2015年2月17日 6時
