第17話 ページ18
治｢ツムーー？何やってんねん！試合始まるでー？｣
そこで気がついた。え、俺何思てたん？試合そっちのけで何見てたん？あかんあかん。気ぃ引き締めな
俺は自分の頬を思いっきり叩き、気を引き締めてコートに入った
ピピーーーーーッ！！
結果は接戦やったけど俺たちの勝ち。これは…今年期待できそうやなぁ
角名｢侑、それどーいう顔？｣
水筒を渡そうとしてくれた角名にそう言われたのは聞くまでもないだろう
顧問の話が終わってそれぞれ片付けを始める。もちろん俺たちは自主練や
俺がサーブを打って銀にレシーブしてもらう。コート外からは角名とサムがおって、アドバイスしてくれる
バァァァン！
角名｢侑、今のは回転かかりすぎたんじゃない？｣
角名に言われた通り、さっきはちょっとミスってしもた
次はミスらんように丁寧に丁寧に…
バァァァン！
侑｢よっしゃ！｣
銀島｢侑のサーブはほんまにとりにくいなぁ｣
そう言いながらもしっかり取っている銀
侑｢もう1回ええか？｣
何となく燃えてきた俺はもう一度お願いした
バコォォォォン
侑｢あ｣
銀島｢あ｣
治｢あ｣
角名｢え｣
俺が思いっきり打ったボールは壁にぶつかって角名の方へ飛んで行った
銀島｢角名危ない！！！｣
当たる寸前で角名が避けたはいいけど、隣のコートに転がっていくボール
角名はボールを追いかけて行った。その後に続く俺とサム
侑｢角名〜すまんなぁ〜……は！？｣
『ん？あ、宮侑先輩！』
そこには角名と抱き合っていたAちゃんがおった
ま、まさかAちゃんに彼氏がおったやなんて…
それも角名やで？でも2人ともそんな話しとらんかったやん…
ぐるぐる考えながらサムと騒いでいると
角名｢俺たちはいとこ同士でそれ以上でも以下でもないよ｣
とかゆー声が聞こえてきた。あーいとこかぁ…ん？
侑｢いとこ！？｣((
まさかの2人はいとこだったらしい。そこからみんなで帰る為に急いで帰る準備をした
その間に部活では……
侑｢角名！Aちゃんといとこやったとか聞いてへんで！？｣
治｢そうやそうや！なんで隠しとったんや！｣
角名｢別に隠してたつもりないし、そもそもAと知り合いだったとか知らないんだけど｣
銀島｢あのAちゃんって子可愛かったよな｣
その瞬間全員勢いよく銀の方を見た
銀島｢え、俺なんかやばいこと言うた？｣
治｢Aちゃんは俺の妹や渡さへんで｣
角名｢いや治に妹いないでしょ｣
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作者名：りんごとミカン | 作成日時：2020年6月12日 1時
