第13話 ページ14
重い空気の話は終わり、私たちは自主練習に励んだ
?「あ!すいません!」
隣のコートから飛んできたバレーボールを両手で取り、声が聞こえた先を見る
『あ、倫ちゃん!!!』
角名「え、A!?」
『うわー!倫ちゃん半年ぶりだね〜〜!!』
私は嬉しくなって倫ちゃんに飛びついた
角名「うわっ、結局稲荷崎来れたんだね」
倫ちゃんはしっかり受け止めて頭を撫でてくれる
『うん!お陰様でね!』
侑「角名〜すまんなぁ〜……は!?」
『ん?あ、宮侑先輩!』
どうやらこのボールを飛ばした犯人は宮侑先輩だったようだ
侑「え、え、二人どういう関係なん!?」
女子が羨ましがるほどの大きな瞳をさらに大きく開いて抱き合っている私たちに詰め寄る宮侑先輩
治「ツム!うっさいねん………は!?」
片割れの登場によりさらにうるさくなった宮侑先輩
侑「いや、だってこれ、え?」
角名「いや、ちょっと2人とも落ち着いてくれない?」
騒ぎ始める双子を宥めようとするが全く聞く耳を持たない
『あ、あの!私たちそんな関係じゃないです!!』
侑「…!え、じゃあそれどういうことなん?」
治「しかもまだ抱き合っとるし」
『落ち着くので!((』
角名「俺たちはいとこ同士でそれ以上でも以下でもないよ」
治「あーなんやいとこか」
侑「いとこか〜……え、いとこ!?」
いとこと聞いて再び騒ぎ始める双子
この2人もうそろそろ落ち着いてくれ((
『倫ちゃん、今日一緒に帰ろ?』
久しぶりのいとこにはしゃいでいた私はそんなことを言っていた
角名「ん〜いいけど…」
侑「自分ら一緒に帰るんか!?ほな俺らも一緒に帰らしてもらうな!」
え、え、待て待て待て。いや、いいけどさ?強引だなおい((
治「よし。じゃあ肉まん角名の奢りな」
可愛いですかっ!可愛い炸裂ですかっ!
角名「いや、なんで俺なんだよ」
あ、倫ちゃんのツッコミ久しぶりに聞いた、し、なんか悔しそうな顔しとる。どうした((
てゆか、みんなデカすぎて首痛いんですけれども。私何センチかみんな覚えてる?そうだよ!150だよ!(逆ギレ)
『それにしても倫ちゃん大きなったな〜!』
角名「いや、Aがちっさいだけじゃん」
『女の子はこれぐらいがいいんですぅ〜』
角名「あ、女の子だったんだ」
『喧しいわ!』
陽「A〜!今から帰るようi…え」
『ん?…………あ』
角名「あ」
陽ちゃんが呼びに来た時、私たちはまだ抱き合っていた
『え、あ、違うよ!?違うけんね!?』
58人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りんごとミカン | 作成日時:2020年6月12日 1時