[完結]それでもあなたが、【urt】 (ページ36)

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後日談ページ36

「ほんまに大丈夫やったん！？」

「怪我は！？ないんやな！？」

「ほんっま…アホ！！Aさんのアホ！！」

と、こっぴどく3人に叱られた私。

一応付き合った報告なんだけどなー…とか思いつつ、まあいっかと浦田と笑った。

そして、さすがにあの流れで結婚は大変なことになるから、婚約期間とお付き合い期間を重ねることにした。

お互いにそれで同意したし、両親にもその旨は説明した。

今度連れてこい、って言われたけど無視だ無視。

お父さんは絶対浦田に絡みに行くから。

「でもよかったな、Aさん」

「ほんとに…ありがとねぇ、センラくん」

「え、俺らは？」

「そうやでAさんー？俺らも協力してた！」

「えっ、そうなの？」

と、3人と話が盛り上がっていると、浦田が私の耳を容赦なくつねってきた。

…あらー、拗ねちゃって可愛い。

3人も口に手を当てて「あららー」なんて言っちゃってる。

「じゃあ、そういうことで。みんなも休日にわざわざ集まってくれてありがとう」

「全然。うらたさんとのデート楽しんでな」

「うらさん拗ねたらめんどいから気ぃつけや？」

「お似合いやね、うらたんとAさん」

「ふふ、それじゃあ…！」

「ん、またなお前ら。坂田は覚えとけよ」

「えぇーなんで俺だけ！？」

3人と別れて不動産屋さんへと足を進める。

もちろん、2人で暮らす用の部屋を探しに行くために。

これからどんなことが起こるか分からないけど、まあなんとなく…大丈夫だろうって思う。

あなたと一緒だから、とかクサイことは言えないけど私たちなら何とかできる気がする。

「…A」

「おっ…！どうしたのわたる」

「ふっ…なんでもねぇ。早く行くぞ」

「はいはーい」