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「あ…の…?」



歩美『歩美、このお姉さん見たことある…。』



光彦『僕もです。』



元太『思い出せねぇ…。』



「…!」



んー、と頭を悩ませる3人。



それもそうか…私と最後に会ったのは10年前だし、この子達はその時まだ小学1年生。



覚えていないのも仕方がない。



それなら私がする行動は一択。



再び挨拶をして、仲良くなれば良いんだ。



「齋藤Aです。よろしくね?」



手を差し出し、にこりと微笑む。



すると3人はハッとした顔の後に笑顔になった。



歩美『Aお姉さんだ!』



光彦『あ、そうです!蘭さん達とお友達だった…!』



元太『マジック見せてくれたにーちゃんの彼女だろ?』



椅子に座っていた私に抱き着いてきた歩美ちゃん。



私はそれを受け止め、頭を撫でた。



「んー、当時は彼女じゃないんだけどね…。今は彼女かな。」



新一『えっ!?』



私の言葉に1番驚いていたのは工藤くんだった。



…なんでよ。



というか快斗は報告してなかったのね。



光彦『確かAさんって海外に行ってたはずじゃ…?』



「うん、戻ってきたの。だから挨拶に来たのよ。」



歩美『あ、そうなんだ…!おかえりなさい!』



元太『ねーちゃんおかえり!』



光彦『おかえりなさい。』



小学生の時からあまり変わっていない皆に安心する。



約ひとまわり年齢が離れているから、子供って感じが抜けない。



私は再び歩美ちゃんの頭を撫でる。



わ…髪サラサラ…。



歩美『お姉さん、今日歩美達とお泊まりする?』



「え?」



新一『おい、ダメだぞ?この人忙しいんだから。』



志保『そうよ。すぐ会えるんだから。』



3人『えー。』



完全に工藤くんと志保ちゃんが親で他の子が子供だ…。



って、そんなこと考えたら蘭に悪いからやめておこう。



「ごめんね皆…。あっ、また会いたくなったら連絡くれたら良いから。はいこれID。」



近くにあったメモ帳とペンを拝借し、自分のトークアプリのIDを書く。



3人はそれを取り合いしていた。



あはは…そこまでしなくても…。



「それじゃあね、皆。運動会とか文化祭とか呼んでね?」



荷物を持ち立ち上がり、玄関まで行く。



帝丹高校にも久しぶりに行きたいし、イベントも楽しそう。



ふふ、どうなってるのか楽しみ。



光彦『はい!』



元太『じゃーな!』



歩美『一緒にお買い物行こう!』



可愛い皆に手を振り、阿笠博士の家を出た。

〃→←〃



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設定タグ:名探偵コナン , まじっく快斗 , 黒羽快斗   
作品ジャンル:アニメ
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ユッパ - 最初のお話から見てたけど、この話で号泣した!まじで、この話好き!頑張ってください (2020年4月24日 20時) (レス) id: 707a9255af (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - 不可思議さん» 嬉しいです!頑張ります^^* (2020年4月22日 19時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
不可思議 - やばいです。この小説超タイプ…!← 更新待ってます!!! (2020年4月22日 18時) (レス) id: 578a6cecc2 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - 那奈さん» 初期の頃から読んでくださり、ありがとうございます…!書いている側も早くくっつけ!って思ってました 笑 (2020年4月21日 13時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - クロさん» 嬉しいです…!ありがとうございます^^* (2020年4月21日 13時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セツ | 作者ホームページ:   
作成日時:2020年4月4日 18時

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