〃 ページ7
歩美『……。』
光彦『……。』
元太『……。』
ど、どうして私はこの子達に見つめられてるんだろう…。
遡ること2時間前。
??『あら、Aさん?』
スーパーでご飯の食材を買っていると、後ろから話しかけられた。
振り返るとそこに居たのは茶髪の綺麗な女の人。
園子とはまた違う髪の色で、どことなく彼女…哀ちゃんに似ている気がした。
「哀ちゃん…じゃ、ないよね…。流石に成長し過ぎだし…。」
??『あってるわ。灰原哀、では無いけれど。宮野志保…私の本当の名前。』
「…あ!」
そう言えば哀ちゃんのことを調べた時に見たことがある気がする。
黒の組織でのコードネームは確か…シェリー、だっけ。
志保『おかえりなさい、Aさん。』
「哀ちゃん…いや、志保ちゃんだね。ふふ、ただいま。」
久しぶりに会った彼女は私より年上にも見えるほど大人びていて。
APTX4869を飲んだ年齢が当時の私より1、2個上だったらそれは納得がいく。
志保『博士や子供達も会いたがっていたわ。』
「皆が…!私も会いたいかも。」
志保『なら、会う?』
「え?」
志保『今日は久しぶりにお泊まりらしいわ。私と工藤くんも何故か呼ばれているの。…正体には、気づいてないはずなのにね。雰囲気が似てるって言っていたわ。』
「そっか…。」
志保ちゃんの話す内容が、あまりにも切なくて…。
友達がいきなり2人も消えてしまったんだ…雰囲気の似ているお兄さんお姉さんが突然現れると依存してしまうのも分かる。
「うん、私もお邪魔しようかな。」
と、いうことがあった。
阿笠博士のおうちに行った時にはまだ子供達はいなくて、阿笠博士と工藤くんだけだった。
阿笠博士は私を驚いたように見つめていたけれど、すぐに"おかえり"と言ってくれて。
とても安心出来る笑顔だった。
それに、まだまだ博士としては現役らしい。
4人で談笑しているとインターホンが鳴り、帝丹高校の制服を着た男女が3人。
中に入ってきた途端私を見つけ、目の前まで駆け出してくる。
そして冒頭に至る、という訳だ。
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ユッパ - 最初のお話から見てたけど、この話で号泣した!まじで、この話好き!頑張ってください (2020年4月24日 20時) (レス) id: 707a9255af (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - 不可思議さん» 嬉しいです!頑張ります^^* (2020年4月22日 19時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
不可思議 - やばいです。この小説超タイプ…!← 更新待ってます!!! (2020年4月22日 18時) (レス) id: 578a6cecc2 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - 那奈さん» 初期の頃から読んでくださり、ありがとうございます…!書いている側も早くくっつけ!って思ってました 笑 (2020年4月21日 13時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - クロさん» 嬉しいです…!ありがとうございます^^* (2020年4月21日 13時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セツ | 作者ホームページ:
作成日時:2020年4月4日 18時