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バンッ
木製のドアを寺坂くんが蹴破る。
すると案の定触手が飛んできた。
触手が山小屋を破壊していく。
寿美鈴『茅野ちゃん!』
カエデ『んんっ…あ、原さんありがとう…。』
私達が男と対峙している隙に寿美鈴がカエデを救う。
逃げたのを確認すると、私はカエデに超体操服を投げた。
「カエデ!」
カエデ『うんっ!』
着替えは山奥でだけど許してもらおう。
とにかくここに岡島が居なくてよかった。
男『ほぉ…1、2、3…11匹か。』
男と睨み合っていると、律の声がこの場に響く。
律『その人の名前は
…橋本、ね。
律『その人はこの10年間触手の研究を続けていました!そしてその触手の威力はっ…殺せんせーの倍です!』
「倍!?」
橋本『ふん、良い頭してるなぁ…その機械人。』
律が調べてくれた情報を全て話してくれる。
私達はそれを全て頭にインプットしていった。
竹林『俺が分析する。律、手伝って。』
律『はい!』
竹林くんが一旦この場から脱する。
昔の彼ならもしかしたらこのまま逃げ出していたかもしれないけれど、10年前に殺せんせーに正してもらった。
…いや、正してもらったという言い方は少し変かもだけど。
だって殺せんせーがしてくれたのはあくまでもサポート。
あとは私たちの成長次第。
橋本『余所見してんじゃねぇぞ。』
「あ"っ…!」
触手で頬をぶたれ、木に叩きつけられる。
メグ『A!』
「大丈夫。…似たようなこと前の職場でされてた。」
メグ『…!その話は後で詳しく聞くわ。』
「あはは、よろしく。」
立ち上がり、橋本を睨みつける。
赤い触手…殺せんせーと全く違う。
桃花『っ…全然当たらない…!』
私は助走をつけ、壊れかけの山小屋の屋根に乗る。
そして橋本と睨み合った。
橋本『そんな人数で俺に勝てるとでも?』
「…絶対勝つ。今ここに居ない人達の為にもね。」
バチィンッ
屋根に触手が叩きつけられ、とうとう小屋が崩壊した。
驚きながらも反応し、後ろへ飛ぶ。
磯貝『大丈夫か…!』
「ありがとう、磯貝くん。」
落ちかけの所を磯貝くんが支えてくれた。
くそ、イケメンめ。
まぁ今はそんな事考えてる暇ないんだけどね。
どうにかコイツを倒さなければ。
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ヒヨコ(プロフ) - ホントにおもしろかったです!次の作品も楽しみにしてます! (2020年6月14日 19時) (レス) id: a71ea1e4cf (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - 夢主のファーストキスってビッチ先生なんじゃ (2020年6月1日 18時) (レス) id: 348cf1e7b1 (このIDを非表示/違反報告)
Mocha(プロフ) - 面白かったです! (2020年5月13日 21時) (レス) id: 87128bc86a (このIDを非表示/違反報告)
くるみっこ - あのすみません、16の、カルマのセリフの「どうやらちがうみたい」が「どうやるちがうみたい」なってますよ。 (2020年5月5日 17時) (レス) id: 65e7743a54 (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - *利茄*さん» 何の小説ですか?題名、教えて下さい! (2020年5月4日 12時) (レス) id: a86d5a1323 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セツ | 作者ホームページ:
作成日時:2020年4月3日 17時