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「梓ちゃん。そろそろお店開けようか。」
梓『そうだね。もう開店時間だし。』
榎本梓。
私の働いている喫茶店、ポアロの店員さん。
同僚、といえば良いかな。
「じゃあ開けてくるね。」
お店の外に出て、CLOSEと書かれた札をひっくり返す。
そしてOPENになった札を再び引っ掛けた。
「よし、今日も頑張ろう。」
腕を捲り、お店の中へと入る。
梓ちゃんからエプロンを受け取り、腰に巻き付けた。
お冷をボトルに入れたり、仕込みをしているとカランカランとドアが開く音が鳴る。
「いらっしゃいませ!」
私は入ってきたお客様に、笑顔で対応した。
.
お昼休憩も挟み、今はもう夕方。
太陽が西へと沈みかけていた。
今はお客様が1番少ない時間帯。
梓ちゃんと喋っていると、カランカランとドアが鳴る。
視線を向けると、そこに居たのは制服を着た子が3人と小学生が1人。
コナン『こんにちは!』
「コナンくんに皆も。こんにちは。」
梓『そっちの席どうぞ。』
お店の奥側の御手洗に1番近い席に案内する梓ちゃん。
私はその間に人数分のお冷と注文を取るための紙を用意。
梓ちゃんと入れ替わるように4人の元へ向かった。
蘭『ありがとうございます。注文、いいですか?』
「うん。どうぞ。」
4人の注文はオレンジジュース1つに、カフェオレが2つ、カフェモカが1つ。
そしてサンドイッチも1つ。
「かしこまりました。」
お盆を持ち、カウンターへと戻る。
梓ちゃんにドリンクを頼み、私はサンドイッチに取り掛かった。
安室さんに教えてもらったメニューを思い出しながら作っていく。
因みに、味噌が隠し味。
ちらり、と席を見てみると学校の話をしているみたい。
潮田先生、という言葉も聞こえるから多分そうなんだろう。
渚も人気者だねぇ…。
友達の活躍に頬が緩むのを感じながら、サンドイッチを作った。
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ヒヨコ(プロフ) - ホントにおもしろかったです!次の作品も楽しみにしてます! (2020年6月14日 19時) (レス) id: a71ea1e4cf (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - 夢主のファーストキスってビッチ先生なんじゃ (2020年6月1日 18時) (レス) id: 348cf1e7b1 (このIDを非表示/違反報告)
Mocha(プロフ) - 面白かったです! (2020年5月13日 21時) (レス) id: 87128bc86a (このIDを非表示/違反報告)
くるみっこ - あのすみません、16の、カルマのセリフの「どうやらちがうみたい」が「どうやるちがうみたい」なってますよ。 (2020年5月5日 17時) (レス) id: 65e7743a54 (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - *利茄*さん» 何の小説ですか?題名、教えて下さい! (2020年5月4日 12時) (レス) id: a86d5a1323 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セツ | 作者ホームページ:
作成日時:2020年4月3日 17時