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「全く…1時間も喧嘩するなんて。」
『教えてくれなかったアイツが悪い。』
あからさまに不機嫌な快斗。
私が工藤くんと話したのは最初の方だけで、それからはまた言い合い。
流石に呆れて洗い物に取り掛かった。
赤井さんや降谷さん、ジョディさんに無事快斗と会えたことを報告していると、隣に快斗が座る。
いつの間にか１時間ほど経っていたみたいで。
午後7時を回ったくらいだった。
「ご飯、食べる？」
『…ん。』
小さく頷いた快斗は、久しぶりにAの飯が食いたいと言う。
そんなに顔赤くして言わなくても…。
「良いわよ。それじゃあ買い物行きましょうか。」
『おう。』
快斗と2人で戸締りを終わらせ、荷物を持って外へ出る。
そういえば、財布家に置いてきちゃった。
彼に伝えればきっと奢ると言い出すだろうし、黙って家に戻ろうか。
どうせ歩いていくし…まぁ、バレるけど良いだろう。
私が快斗より1歩前を歩き、自分の家へと足を運ぶ。
最初は着いてきていた快斗も、段々足取りが重くなる。
『なぁ、スーパーこっちじゃなくね？』
「あー…財布、取りに行きたくて。」
『俺が払う。』
「いいから…いいから。」
歩いてきた道を引き返そうとする快斗の腕を引き、自分の家へ向かう。
もうマンションの近くに来ていた。
鍵をポケットから取り出し、自分の部屋の705号室に入る。
『…ここが、家？』
「えぇ。こっちに戻ってきた時に契約したの。」
会話をしながらリビングの机の上に置かれてあるはずの財布を探していると、快斗は何故かソファーに座っていた。
…なにしてんの。
『なんか落ち着く。』
「買い物行くんでしょ。」
ちぇ、と言いながら渋々立ち上がる快斗。
買い物先に行きたがってたのそっちでしょ、なんて思いながらも黙っておいた。
部屋を出て、スーパーへ足を運ぶ。
2人で肩を並べて歩いていると、快斗が何やら思いついたように声を出した。
『Aの家で飯食お？』
「えっ…。」
『駄目？』
そんな子犬みたいな目で見つめないで欲しい。
なんでそんな発想が出たのかは定かではないが、許してしまう。
彼のこの顔に弱いのは昔からだ。
「良いよ。」
もうそうなればやけくそ。
今日の献立を考えることにした。
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セツ(プロフ) - ここからの続編を、新しく作成した"紺青の拳"に繋げました。 (2020年5月14日 16時) (
レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - mpさん» ありがとうございます！たった今、作成しました^^* (2020年4月4日 18時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
mp - セツさんのお話すごく好きなので番外編すごく嬉しいです！待ってます！ (2020年4月4日 0時) (レス) id: 7dfff5e535 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - 長くなりましたが、まとめると�）槓圓呂海譴能�了�⊃刑遒鮑遒蠅修舛蕕鬟瓮ぅ鷙洪掘�続編となる番外編をのんびりとサブ更新 ですかね。それでは、今まで応援して下さりありがとうございました！とても楽しく執筆させて頂きました。 (2020年4月3日 16時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - どちらにしろ、本編はこちらで終了となります。続編は番外編です。続編が出来た場合は新しく物語を増やせないので、通知をそのままにするかお気に入り作者に登録してくださるとありがたいです。(そうすると通知が行きます) (2020年4月3日 16時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セツ
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作成日時：2019年9月30日 18時
