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『っ…まじ？』
「まじ。」
さっきも言ったじゃない、と言おうとしたが彼から抱き締められたことによって阻止される。
ここ、キッチンなんだけどな。
…けど、私たちらしくて良いかも。
10年振りの初恋が実る、なんて少女漫画みたい。
そういえば初恋で思い出したけど、蘭と工藤くん結婚したのよね。
工藤くんがニコニコ笑いながら私の元に来たのはびっくりした。
わざわざ結婚報告を海外までしに来てくれるなんて。
『…何考えてんの。』
「んー？蘭と工藤くんのこと。2人、結婚してからどんな生活してるのかなって。」
『結婚したの知ってたのか…あぁ、降谷さん？』
「え、いいえ。工藤くん本人から伝えられたわよ。」
降谷さんを通して、なんてこと彼はしないだろう。
もし誰かを通して報告するとしても、赤井さんの方が私と距離が近い。
そんなことを考えていると、目の前にいた快斗は私から離れ、携帯を触りだした。
…私より携帯ですか。
なんてことは言わず、彼の行動を見守る。
見ている限り、電話をかけているみたいだった。
鬼の形相なんですけど。
ブツッ、という音と共にもしもーしと快斗に似た気の抜けた声が電話越しに聞こえる。
この声…工藤くん？
『おい名探偵！Aがこの10年間何してたか知ってただろ！』
新一『え、あ、いや…その…。』
快斗はわざとスピーカーにしたのか、私にも聞こえる工藤くんの戸惑う声。
あら、もしかして言っちゃダメだったのかしら。
『10年間俺がお前にどれだけ相談したか…で、お前は全部知った上で話してたわけだ？そうだろ？あ？』
新一『落ち着けって黒羽…。俺はたまたま赤井さんの電話を聞いただけだよ。そしたら赤井さん普通に教えてくれたから…。』
『ほー。』
新一『いやほんとだって！』
2人の声、似てるなぁなんて呑気なことを考える。
ここの喧嘩はなんて言うか、平和だよね。
兄弟喧嘩みたいな感じ？
なんだかんだ最後は協力するし、いつの間にか仲直りしてるし。
「ふふっ…。」
思わず声に出して笑ってしまった。
すると、電話奥から工藤くんの私の呼ぶ声が聞こえる。
「もしもし？」
新一『会えたんだな。』
「えぇ、赤井さんのお陰で。…それより、蘭は元気？」
新一『あぁ。呼ぼうか？』
「ううん…私は、会って話したいかな。」
工藤くんとの電話は、結局1時間もしてしまった。
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セツ(プロフ) - ここからの続編を、新しく作成した"紺青の拳"に繋げました。 (2020年5月14日 16時) (
レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - mpさん» ありがとうございます！たった今、作成しました^^* (2020年4月4日 18時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
mp - セツさんのお話すごく好きなので番外編すごく嬉しいです！待ってます！ (2020年4月4日 0時) (レス) id: 7dfff5e535 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - 長くなりましたが、まとめると�）槓圓呂海譴能�了�⊃刑遒鮑遒蠅修舛蕕鬟瓮ぅ鷙洪掘�続編となる番外編をのんびりとサブ更新 ですかね。それでは、今まで応援して下さりありがとうございました！とても楽しく執筆させて頂きました。 (2020年4月3日 16時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - どちらにしろ、本編はこちらで終了となります。続編は番外編です。続編が出来た場合は新しく物語を増やせないので、通知をそのままにするかお気に入り作者に登録してくださるとありがたいです。(そうすると通知が行きます) (2020年4月3日 16時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セツ
| 作者ホームページ：
作成日時：2019年9月30日 18時
