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カタカタカタカタ
パソコンを触る音が部屋に響く。
薄暗い部屋で眼鏡をかけ、組織のハッキングを続ける。
コンコンッ
「どうぞ。」
『ん、コーヒー。今何徹？』
「分かんない。」
カーテンの中からオレンジ色が覗いてるってことは…朝か夕方？
『お前なぁ…。風呂入ってこい。』
「うん。体臭い。」
組織のデータベースから抜け出し、眼鏡を外す。
立ち上がると、足がビリビリと痺れて倒れそうになる。
『おっ…と…。連れてってやるから捕まってろ。』
「ん…ありがとう。」
ふわっとお姫様抱っこをされた。
…！？
「な、に……！」
『こっちのが楽だろ。』
「……あっそ。」
首にしがみつき、目を閉じてみる。
あ…やば。
寝てしまいそう。
頑張って目を開き、快斗に降ろされる。
『倒れんなよ。』
「分かってる。」
快斗が風呂場から出たのを確認し、服を脱ぐ。
寒い中シャワーを出し、全身の汚れを流した。
シャンプーを何度かし、ザブンッと湯船に浸かる。
眠い…。
でも寝ちゃダメ。
パチンッと自分の頬を叩き、湯船から出た。
体を拭き、スウェットを着る。
…このスウェット、私のじゃない。
快斗のかな…。
落ち着く匂い。
って言っても私と洗剤同じだけど。
ドライヤーで髪を乾かし、リビングへと行った。
『ん、おかえり。』
「ただい…ま…？」
ソファーに座り、ぐったりと横に倒れる。
このまま寝てしまいたい。
『ここで寝んなよー。』
「ん…。」
隣に座っている快斗が私の頭を叩く。
「そんなのされたら情報が全部出てく…。」
『おー、わりぃわりぃ。それより飯。』
「いらない…。」
『食えって。コーヒー淹れ直したから。』
「ぅん……。」
のっそりと起き上がり、ダイニングテーブルに座った。
出てきたのはお粥。
『あんま濃いもの食べたくないだろ？』
「…ありがと。」
レンゲですくって1口運ぶ。
……美味しい。
『はは、美味そうに食べるんだな。』
「美味しいから…。誰のレシピ？」
『母さん。昔教えて貰った。』
「千影さんの…。」
私はあっという間にご飯を完食していた。
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セツ(プロフ) - ここからの続編を、新しく作成した"紺青の拳"に繋げました。 (2020年5月14日 16時) (
レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - mpさん» ありがとうございます！たった今、作成しました^^* (2020年4月4日 18時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
mp - セツさんのお話すごく好きなので番外編すごく嬉しいです！待ってます！ (2020年4月4日 0時) (レス) id: 7dfff5e535 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - 長くなりましたが、まとめると�）槓圓呂海譴能�了�⊃刑遒鮑遒蠅修舛蕕鬟瓮ぅ鷙洪掘�続編となる番外編をのんびりとサブ更新 ですかね。それでは、今まで応援して下さりありがとうございました！とても楽しく執筆させて頂きました。 (2020年4月3日 16時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - どちらにしろ、本編はこちらで終了となります。続編は番外編です。続編が出来た場合は新しく物語を増やせないので、通知をそのままにするかお気に入り作者に登録してくださるとありがたいです。(そうすると通知が行きます) (2020年4月3日 16時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セツ
| 作者ホームページ：
作成日時：2019年9月30日 18時
