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次の日。
快斗と2人で家を出る。
青子『あ！おはよう！』
青子も出るタイミングが一緒だったみたいで、バッタリと鉢合わせた。
青子…青子……って、こっちのこと忘れてた。
青子、快斗の事好きなのよね。
『…よっ、青子。』
「おはよう。」
私はスっと下がり、青子と快斗を隣に並ばせる。
快斗は頭にハテナを浮かべているが、青子は頬を赤く染めて。
……良いな、なんて思ってしまった。
ピリリリリ
鞄の中に入っていた携帯が私を現実へ引き戻す。
非通知？
「も、もしもし…。」
『私からのラブレターは見てくれたかしら？子猫ちゃん。』
「っ…！？」
聞き覚えのある声。
私のことを"子猫ちゃん"と呼ぶ人なんて一人しかいない。
「ガー、ネット……。どうして私の番号まで…！」
ｶﾞｰﾈｯﾄ『あら、私達の組織は大規模なのよ？』
「っ…それで、なんの用かしら。」
できるだけ前の2人に悟られように、段々と歩くスピードを遅くしていく。
ｶﾞｰﾈｯﾄ『魅惑のマスカレイド。なんの宝石か貴方ならわかるわよね？』
「えぇ。あの宝石は特別な技術で色々な赤い宝石が固められている。…もちろん、ガーネットも。」
ｶﾞｰﾈｯﾄ『当たりよ。最終ステージに相応しいと思わない？』
「…そうね。素敵だわ。」
相手から確実に煽られている。
…そんなのに動揺してちゃ協力者は務まらないわ。
ｶﾞｰﾈｯﾄ『勿論貴方達はこの事を警察に伝えても良いわよ。…ただ、本当にそれが出来るのかしら？』
「っ…彼は犯罪者。」
ｶﾞｰﾈｯﾄ『そう。ふふ、それじゃあ3ヶ月後。楽しみにしてるわ。』
ブツッと切られた電話。
…警察に協力をしてもらうだなんて、できっこない。
青子のお父さんなんて、もっとダメ。
圧倒的に私たちが不利な状況。
『っはぁ……はぁ…。お前、何してんだよ。』
「かい、と？」
俯いていると、快斗の声が聞こえる。
顔を上げればそこには息を切らした快斗が居た。
『学校、遅れるぞ。』
「…そうね。電車の時間もあるし。」
『おう。』
彼と並び、道を歩く。
「青子は？」
『あー…置いてきた。』
「何してんのよ。ほら、早く行くわよ。」
彼の手を取り、走り出した。
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セツ(プロフ) - ここからの続編を、新しく作成した"紺青の拳"に繋げました。 (2020年5月14日 16時) (
レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - mpさん» ありがとうございます！たった今、作成しました^^* (2020年4月4日 18時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
mp - セツさんのお話すごく好きなので番外編すごく嬉しいです！待ってます！ (2020年4月4日 0時) (レス) id: 7dfff5e535 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - 長くなりましたが、まとめると�）槓圓呂海譴能�了�⊃刑遒鮑遒蠅修舛蕕鬟瓮ぅ鷙洪掘�続編となる番外編をのんびりとサブ更新 ですかね。それでは、今まで応援して下さりありがとうございました！とても楽しく執筆させて頂きました。 (2020年4月3日 16時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - どちらにしろ、本編はこちらで終了となります。続編は番外編です。続編が出来た場合は新しく物語を増やせないので、通知をそのままにするかお気に入り作者に登録してくださるとありがたいです。(そうすると通知が行きます) (2020年4月3日 16時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セツ
| 作者ホームページ：
作成日時：2019年9月30日 18時
