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快斗 side
青子『かーーいとーーー！！！！』
『っあ…？んだよ、うっせーなぁ。』
青子『快斗が起きないからでしょ！？』
『へーへー。』
青子『もー…。ちゃんと起きなきゃAちゃんに怒られるよ。』
『っ…あぁ、だな。』
青子『10年も留学かぁ…。長いね。』
10年。
それが表すのはAが俺達の前から消えた時間。
俺たちはもう27歳。
あれから、捜索願は出さなかった。
いや…出せなかった。
最悪な形で見つかって欲しくなかったから。
名探偵も、公安の人も、あの糸目の人も納得してくれた。
俺たちの事情を知らない人達には"留学"とだけ伝えて。
青子『あ、ねぇねぇ。今日蘭ちゃんのお家に行くんだけど快斗は？』
『あー…行くよ。久しぶりにアイツに会っときたいし。』
青子『うんっ。』
荷物取ってくる、と一旦自分の家に戻った青子。
相変わらず実家暮らしで青子とはお向いを続けている。
俺も着替えて、10年前と比べて質素になった朝ご飯を頬張った。
食べ終わると歯磨きをして、荷物を持って外へ出る。
広すぎるこの家は、会話が無いととても寂しく感じた。
青子『快斗。行こ。』
『あぁ。』
電車に乗り込み、向かうのは米花町。
そういやA達が通ってた帝丹高校も米花町だったな。
約10分で着いた電車。
青子『んーと…あ、ここ！』
青子が指さしたのは大きな屋敷。
表札には工藤と書かれてある。
インターホンを押すと、"はーい"と女の人の声が。
青子『蘭ちゃん？青子です！』
蘭『青子ちゃん！快斗くんもいるの？』
青子『うん、連れてきちゃった。』
ガチャ、とドアが開くと、長い髪を耳の上で結んでエプロンをしている名探偵の彼女が出てきた。
…いや、今は彼女じゃないか。
左手の薬指にキラキラと輝くリングがついている。
蘭『どうぞー。』
奥へ案内されると、そこには見覚えのある顔ぶれ。
工藤夫婦と同じく、薬指にリングをつけている関西人夫婦に高校生になった少年探偵団達。
まだまだ現役の博士や仲直りした毛利探偵夫婦。
げっ…鈴木のお嬢様の隣にいるの、あの空手家じゃねぇか…。
キッチンで喧嘩してる声は…あぁ、公安とFBIか。
あいつらは放っておこう。
新一『おー、黒羽。』
『よ、名探偵。』
とんとん、と肩を叩かれ振り向くとやっぱり俺とそっくりなままの名探偵の姿があった。
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セツ(プロフ) - ここからの続編を、新しく作成した"紺青の拳"に繋げました。 (2020年5月14日 16時) (
レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - mpさん» ありがとうございます！たった今、作成しました^^* (2020年4月4日 18時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
mp - セツさんのお話すごく好きなので番外編すごく嬉しいです！待ってます！ (2020年4月4日 0時) (レス) id: 7dfff5e535 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - 長くなりましたが、まとめると�）槓圓呂海譴能�了�⊃刑遒鮑遒蠅修舛蕕鬟瓮ぅ鷙洪掘�続編となる番外編をのんびりとサブ更新 ですかね。それでは、今まで応援して下さりありがとうございました！とても楽しく執筆させて頂きました。 (2020年4月3日 16時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - どちらにしろ、本編はこちらで終了となります。続編は番外編です。続編が出来た場合は新しく物語を増やせないので、通知をそのままにするかお気に入り作者に登録してくださるとありがたいです。(そうすると通知が行きます) (2020年4月3日 16時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セツ
| 作者ホームページ：
作成日時：2019年9月30日 18時
