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"母さん達はね、凄いことをしているのよ。"
"Aが大きくなった頃には出来ているよ。きっと。"
"ふふ、そうねぇ。私達がきっかけを作ったあれが。"
"あ、れ…？あれって、何？"
"魅惑の
"…？なにそれ。"
"ふふ、覚えているだけで良いのよ。"
思い出した。
あの日、聞いたんだ。
母さんと父さんの口から。
だったらこの基地に魅惑のマスカレイドが…？
いや、でも2人はバレたって言っていた…じゃあ、母さんと父さんの元にあった？
…遺品整理は全てした。
宝石らしきものも、設計図らしきものも、何も無かった…。
だったら、どこに……？
段々と下がっていく目線の先に、キラリと光る"それ"。
ロケット、ペンダント…。
母さんはあの時、"組織"という単語を発した。
…まさか、これが……？
なんとかこの手錠が外せたら…！
ﾙﾋﾞｰ『おや…顔が明るくなってきて…。チッ…嫌いだなぁ、その顔は。』
「…！」
ｶﾞｰﾈｯﾄ『ルビー様、もうよろしいでしょうか？』
ﾙﾋﾞｰ『くっ…はは、あぁ。僕も参加させてもらうよ。』
ｶﾞｰﾈｯﾄ『えぇ。』
目をカッと見開いて、こちらを見る2人。
目力は当然あって、怖気づきそうになる。
2人がスーツのジャケットを脱ぎ、たくさんの拳銃が着いているベルトを露わにした。
嗚呼、撃たれるのか…って。
天国で、母さんと父さんに会えるかな。
快斗は、無事かな。
もし怪我してたら青子にお願いしなくちゃ。
蘭や園子、真純にはあと一言何か言っておきたかったな…。
コナンくん、巻き込んじゃって…ごめんね。
安室さんも沖矢さんも…ごめん、なさい…。
「っ……。」
涙を流せば、相手が喜ぶ。
先程まで流れていた涙を気合いで止める。
だけど怖いという感情が消える訳じゃなくて。
歯を食いしばり、2人を睨みつける。
面白がっていた男の目は、一気に冷めた目になる。
ﾙﾋﾞｰ『やはり涙をこらえる顔は面白くないな。』
カチャ…拳銃を構える音が聞こえる。
私はそっと目を瞑った。
もし死ぬなら…1度だけ君に伝えたかったな…。
救ってくれてありがとう。
私を住まわせてくれありがとう。
協力者にしてくれてありがとう。
あの日、抱きしめてくれてありがとう。
ありがとうを君に。
そして
パァンッ＿＿＿
.
"大好きだったよ"と。
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セツ(プロフ) - ここからの続編を、新しく作成した"紺青の拳"に繋げました。 (2020年5月14日 16時) (
レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - mpさん» ありがとうございます！たった今、作成しました^^* (2020年4月4日 18時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
mp - セツさんのお話すごく好きなので番外編すごく嬉しいです！待ってます！ (2020年4月4日 0時) (レス) id: 7dfff5e535 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - 長くなりましたが、まとめると�）槓圓呂海譴能�了�⊃刑遒鮑遒蠅修舛蕕鬟瓮ぅ鷙洪掘�続編となる番外編をのんびりとサブ更新 ですかね。それでは、今まで応援して下さりありがとうございました！とても楽しく執筆させて頂きました。 (2020年4月3日 16時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - どちらにしろ、本編はこちらで終了となります。続編は番外編です。続編が出来た場合は新しく物語を増やせないので、通知をそのままにするかお気に入り作者に登録してくださるとありがたいです。(そうすると通知が行きます) (2020年4月3日 16時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セツ
| 作者ホームページ：
作成日時：2019年9月30日 18時
