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「っ……こ、こは…？」
ｶﾞｰﾈｯﾄ『あら、起きた？子猫ちゃん。』
「ガー、ネット…。」
ｶﾞｰﾈｯﾄ『ふふ、正解。』
目が覚めるとそこは冷たいコンクリートの上ではなく真っ赤なソファの上で。
手と足には手錠と足枷がついていた。
「あなた達っ…どうして私を！？宝石はあの美術館に…！」
ｶﾞｰﾈｯﾄ『あれは偽物よ。私達が見つけた、って言い張ってあそこの館長に展示させたの。ふふ…そんな幻の宝石、ある訳ないじゃない。』
「な…！」
ｶﾞｰﾈｯﾄ『私達が作った空想上のものなのにあなたが知っていたのは見栄を貼ったのかしら？』
「っ……。」
違う。
私は確かに"魅惑のマスカレイド"という名前を聞いたことがある。
…どこで？
ガーネットの口から？
いいえ、もっと別の場所で…もっと昔に…。
??『起きたか、女。』
ｶﾞｰﾈｯﾄ『ルビー様。』
奥の部屋から出てきたのは大柄な男。
糸目で、瞳の色は判断出来ない。
歳はかなりいっているようだ。
ルビー様、と呼ばれている。
ﾙﾋﾞｰ『あのこそドロは僕の仲間を倒してくれたよ。3人も。まぁ、命は取られてないみたいだけれどね。』
私は黙って男を睨む。
ﾙﾋﾞｰ『怖いなぁ、その顔。アイツらにそっくりだ。』
そう言い開かれた目は、真っ赤に染まっていた。
眼球が、赤い…。
それに片方は赤黒い、という表現がピッタリだろうか。
思わず後ずさりしてしまった。
それより、そっくり？
なんのこと？
ｶﾞｰﾈｯﾄ『えぇ、髪の色はスタールビーに。瞳の色はルベライトに。…全く赤がない。』
ガーネットは私に近づき、深い緑色をした私の髪を手で掬う。
そして鋭い目付きで私の黄色の瞳を見詰めた。
ﾙﾋﾞｰ『落ち着きなさい。』
ｶﾞｰﾈｯﾄ『…失礼。』
「そっくりって何よ。それよりスタールビー？ルベライト？2つとも宝石の名前だけれどなんの事かしら。」
ﾙﾋﾞｰ『僕の右腕と左腕だよ。…本当に優秀な助手だった。』
懐かしむようにそう言う男。
…それが、私になんの関係があるのよ。
ﾙﾋﾞｰ『本当に…優秀な助手だったのになぁ。』
またあの鋭い目付きと真っ赤な瞳で私を睨みつけてくる。
ﾙﾋﾞｰ『僕を裏切るから、あぁなるんだよ。』
「裏切られたのね。」
ﾙﾋﾞｰ『あぁ……』
.
君の両親にね。
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セツ(プロフ) - ここからの続編を、新しく作成した"紺青の拳"に繋げました。 (2020年5月14日 16時) (
レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - mpさん» ありがとうございます！たった今、作成しました^^* (2020年4月4日 18時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
mp - セツさんのお話すごく好きなので番外編すごく嬉しいです！待ってます！ (2020年4月4日 0時) (レス) id: 7dfff5e535 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - 長くなりましたが、まとめると�）槓圓呂海譴能�了�⊃刑遒鮑遒蠅修舛蕕鬟瓮ぅ鷙洪掘�続編となる番外編をのんびりとサブ更新 ですかね。それでは、今まで応援して下さりありがとうございました！とても楽しく執筆させて頂きました。 (2020年4月3日 16時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - どちらにしろ、本編はこちらで終了となります。続編は番外編です。続編が出来た場合は新しく物語を増やせないので、通知をそのままにするかお気に入り作者に登録してくださるとありがたいです。(そうすると通知が行きます) (2020年4月3日 16時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セツ
| 作者ホームページ：
作成日時：2019年9月30日 18時
