55 ページ5
家に帰り晩御飯を作っていると、快斗がキッチンに来た。
「ん?」
『なぁ、このマーク何?』
「マーク?」
カレンダーを持って来週の土曜日の枠に書かれてある二重丸(◎)を指でさしている。
「あー…。それ弓道の大会よ。」
『はぁ!?』
「あれ、言ってなかったかしら。」
『いや聞いてねーよ。』
「そう、ごめんなさい。まぁそういうことだから。」
『どういうことだよ。詳しく教えろ。』
「江古田の時も入ってたけど、帝丹で女子弓道部に入ってるの。それで、その大会。確か相手は杯戸高ね。」
『江古田関係ねぇなら行けねぇか…。』
「…ん?何か言った?」
顎に手を当ててボソボソと何か言っている。
『なら昨日一昨日のキャンプとかプラネタリウムは大丈夫だったのかよ。』
「顧問の先生が出張だったのよ。」
『じゃあ明日からは…?』
「帰りは遅くなるわね。」
ふーん、とリビングに戻っていく快斗。
「…?あ、ちょっとご飯運ぶの手伝って!」
『ご馳走様。』
「お粗末様でした。」
『美味かったぜ。』
「ん、どうも。」
食器を片付けていると、快斗は自分の部屋に戻った。
盗一さんが残したテープ聞いてるのかしら…?
あの音声聞いてる時は部屋に入らない、ってないうのがいつの間にか暗黙のルールになっていた。
「大会、か…。」
うちの学校の部活は蘭も入ってる空手部が強い。
その分女子弓道部は薄れてるけど。
けど一応大会では団体でベスト4は入ってるし、弱くはないのだけれど…。
「いかんせん蘭が強いからなぁ…。」
ハァァ!と言いながら電柱壊してる姿を想像すると……うん、辞めよう。
工藤くんはあの子のこときっと挑発してたんだろうな…。
ご愁傷様。
『…なんで天仰ぎながら手合わせてんだよ。』
「あら、快斗。今工藤くんを哀れんでたの。」
『…?』
「お風呂行ってくるわね。」
『お、おう。』
自室に戻って着替えを取り、お風呂場に入った。
.
夢主さんの弓道部設定は、コナンの中で出てない武道系を選びました!
蘭→空手
和葉→合気道
真純→截拳道
平次、沖田→剣道
小五郎→柔道
なので、唯一無い弓道にしました。(弓ないと意味ないから体力あって強いとしか言えない…)
キッドの誕生日に向けてspecialstoryも考えているので、是非楽しみにしていて下さい。
936人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ピコピコハンマー - 「気をつけて」は「を」です!とっても面白い作品です!これからも頑張ってください!! (2021年6月19日 9時) (レス) id: a1310badd0 (このIDを非表示/違反報告)
魔理華 - 楽しみに待ってます! (2019年7月15日 20時) (レス) id: 28703d16e4 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - 魔理華さん» ありがとうございます!頑張りますっ! (2019年7月13日 0時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
魔理華 - 面白かったです!続きが気になります!更新頑張ってください応援してます (2019年7月12日 7時) (レス) id: 28703d16e4 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - 黎夢さん» ご指摘ありがとうございます!当方あまり弓道に詳しくなく、調べた限りの事で更新しておりました…。良ければ、改善点を教えていただけないでしょうか? (2019年7月8日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:セツ | 作者ホームページ:
作成日時:2019年5月25日 11時