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葵『コナンくんは好きな子とか居ないのぉー?』



「葵。酔っ払ったおっさんみたいになってるから。」



葵『でも可愛いもん!』



コナンくんを抱き締めながら頬をスリスリと擦り寄せている。



蘭『……。』



あら、蘭はジェラシーかしら。



有紗『あれ、A電話鳴ってる。』



「ん?あぁ、ごめん。抜ける。」



電話の相手は、快斗。



…今更何よ。



「もしもし。」



『至急来てくれ。鈴木財閥から挑戦状だ。』



「…は?ちょっと待ってよ。ガーネットの件は?」



『同じだよ。』



「待って、話が読めない。」



『鈴木財閥がキッドを挑発してきた。警備システムは鈴木財閥が一新したらしい。』



「じゃああの画像はどうなるのよ…!?」



『無意味だった、ってわけだ。明日にでも中森警部から青子に伝わるだろうぜ。』



「…分かった。すぐ帰るわ。」



『待ってる。』



ピッと電話を切る。



有紗『帰る?』



「…えぇ。安室さんや梓さん、蘭達にも伝えておいて。」



有紗『分かっ、た…。』



「それじゃあ!」



鞄を持ち、ポアロを出た。







「快斗!」



タクシーを使って家に帰り、リビングまで走る。



『A。』



ファーに座ると、パソコンの画面を見せられた。



そこには、挑発と取れる次郎吉さんとガーネットのツーショット。



「っ…。あと2週間しかないのよ?その状態で警備システムを一新なんて…。」



間に合う訳が無い。



青子に警備システムを教えて貰った上で、徹夜をしてなんとか間に合ったようなものなのに。



『A。落ち着け。俺らの敵は赤の組織だろ?』



「落ち着けなんて…。だって、これで警備システムを理解していないと、怪我するのは快斗なのよ!?」



思わずバッと立ち上がる。



『A…。』



快斗は、取り乱した私の手をゆっくりと握った。



『一旦座れ、な?』



「…ごめん。」



私はその指示に従うようにソファーに座った。




『今回は流石に時間が無い。俺も手伝うから…サポートしてくれ。』



「……分かった。…その変わり、死ぬなんて事しないでよ。」



『バーロ、当たりめぇだろ?俺が言うんだから信じろよ。』



ニッと笑う彼は、あの時とそっくりで。



少し安心して、私も頬が緩んだ。

76→←1日遅れの。(74話)



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ピコピコハンマー - 「気をつけて」は「を」です!とっても面白い作品です!これからも頑張ってください!! (2021年6月19日 9時) (レス) id: a1310badd0 (このIDを非表示/違反報告)
魔理華 - 楽しみに待ってます! (2019年7月15日 20時) (レス) id: 28703d16e4 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - 魔理華さん» ありがとうございます!頑張りますっ! (2019年7月13日 0時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
魔理華 - 面白かったです!続きが気になります!更新頑張ってください応援してます (2019年7月12日 7時) (レス) id: 28703d16e4 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - 黎夢さん» ご指摘ありがとうございます!当方あまり弓道に詳しくなく、調べた限りの事で更新しておりました…。良ければ、改善点を教えていただけないでしょうか? (2019年7月8日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セツ | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年5月25日 11時

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