【名探偵コナン】怪盗キッドの協力者:2【怪盗キッド】

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有紗 side



私、七海、葵、華菜の順番が終わった。



私や華菜は調子が良く、真ん中に当たった矢。



葵『ねぇ有紗。杯戸の選手って主将？』



有紗『あ…本当だ。』



杯戸高校の選手は、1年の時から主要選手としてポンポン試合に出ていたような選手。



今では主将となり、杯戸高校をまとめ率いている。



先攻は、相手選手。



スっと綺麗な所作で弓を引く。



すると、放たれた矢はど真ん中に刺さった。



七海『す、ご……。』



華菜『うわぁぁっ、A先輩大丈夫なんですか…！？』



確かに、相手は凄く上手。



主将だから。



…でも。



有紗『うちのAも負けてないわよ。』








A side



相手の放った矢は、真ん中に刺さった。



小さく微笑む相手選手。



ワァッと湧く杯戸高校の生徒。



…うるさい。



弓を引き、手を離すと、矢は正面に飛んでいく。



だが、決して真ん中とは言えない所に刺さった。



「……チッ。」



ちらりと隣を見ると、余裕気な顔をして矢を用意している選手。



…どうしよう、どうしよう。



「すみません。少し。」



私は目を閉じ、精神を統一した。



観客席を見ると、神妙な顔もちをしている蘭達。



快斗の方を見ると、フッと微笑んだ。



その笑顔だけで、なんでも出来る気がして。



「大丈夫です。」



相手が矢を放ってから、弓を構える。



……届け！



『…！』



バッと放った矢は、ど真ん中に刺さった。

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