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快斗&キッド誕生日記念specialstory(65話) ページ15

「はい、タオル。早く拭いてお風呂入りなさい。」



家に帰ってきてからというもの、直ぐに料理をする暇なんてなくて。



タオルを快斗に渡して、お風呂へと促す。



『…なぁ、A。なんで俺があそこにいるって分かったんだ?』



タオルと着替えを抱えたまま、首だけ後ろを向いて私に問いかける。



「……さぁ。でも、あそこにいるかなって思っただけ。女の勘は当たるのよ。…ほら、お風呂行く!」



快斗は納得したような、納得しないような、そんな絶妙な顔持ちでお風呂に行った。



…勘なんて、そんなの当たらない。



色んな所を探し回った。



江古田高校にも行ったし、千影さんにも連絡をした。



…千影さんはきっと、快斗が行く場所を分かっていただろうけどあえて言わなかった。



だから私は当てはめたんだ。



快斗と、自分を。



もし彼の立場になれば私はどうするか。



どうしていたか。



そこで導き出したのがお墓。



私もきっと、こうしただろうから。



「…さて、ご飯作ろ。」



出かけた涙を手で拭い、キッチンに向かった。







.







.







「誕生日おめでと。」



『すげ!ローストビーフ!?』



「え、えぇ。まぁ。」



『サンキュー!超嬉しい!』



「…!えぇ、私も。」



『……?』



「あ、ううん。なんでもないの。」







.







誕生日おめでとう。快斗。

66→←快斗&キッド誕生日記念specialstory(64話)



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ピコピコハンマー - 「気をつけて」は「を」です!とっても面白い作品です!これからも頑張ってください!! (2021年6月19日 9時) (レス) id: a1310badd0 (このIDを非表示/違反報告)
魔理華 - 楽しみに待ってます! (2019年7月15日 20時) (レス) id: 28703d16e4 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - 魔理華さん» ありがとうございます!頑張りますっ! (2019年7月13日 0時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
魔理華 - 面白かったです!続きが気になります!更新頑張ってください応援してます (2019年7月12日 7時) (レス) id: 28703d16e4 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - 黎夢さん» ご指摘ありがとうございます!当方あまり弓道に詳しくなく、調べた限りの事で更新しておりました…。良ければ、改善点を教えていただけないでしょうか? (2019年7月8日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セツ | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年5月25日 11時

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