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そして次の日。
あれから放課後家に帰ってもお互い部屋にこもって話さないし、ご飯中も無言だった。
でもキッドとしての彼のサポートは私の仕事だから、今日は動かなければならない。
彼が鈴木財閥の仕掛けた金庫に現れるまで、私は家のバソコン前で待機。
……とはいえ、今はまだ朝。
予告時間は夜7時。
朝ご飯を食べていると、快斗が起きてきた。
快斗は話し掛けようとしてるみたいだけど、私が受けつけてない。
用意しておいたご飯を出し、私は部屋に戻る。
昨日のこと、彼はただ単に私に気を使ってくれただけなんだろうけど、中森さんの気持ちも考えて欲しかった。
IQ無駄に高いくせに。
ムスッとしながらも、パソコンの電源を入れた。
ハッキング用のコード用意しなきゃ。
.
蘭『もしもしー?うん、今中にいるの。用事は大丈夫なの?』
「えぇ、今はちょっと抜け出してる。」
今は、真紅の口紅が保管されている美術館の隣の廃ビルの屋上に立っている。
蘭と適当に連絡を取って、情報を獲得。
まぁ、快斗は変装して入ってるけど。
部屋にあるパソコンから今持っているノーパソにデータを引っ張ってきて、画面に表示する。
蘭『そっかぁ…。また今度一緒に来ようね…って言うのは何だか変だけど。』
「ふふ、そうね。あ、それじゃあそろそろ。」
蘭『うん、またね。』
電話を切り、次は快斗に取り付けている盗聴器の音をイヤホンから聞く。
…何々?
蘭『A、親戚の人と集まってるって。残念だね…。』
園子『本当、蘭Aの事好きすぎよ。』
コナン『僕もA姉ちゃん好きー!』
なんだなんだ?
ただ嬉しいだけなんだけど。
快斗『チッ。』
おい、舌打ち聞こえたぞ。
次郎吉『そろそろかな。金庫を閉める。皆出てっておくれ。』
快斗も流石に金庫から出る。
ガチャッという音と共に、快斗の合図が出たので、ハッキングを始める。
さぁ、ショータイムだ。
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セツ(プロフ) - 祟璃さん» すみません、キッドの誕生日なら気楽に書けたのですが、新一やコナンくんの誕生日だったので、この小説の夢主と絡ますのは変かな…と。不快に思われたのなら、申し訳ございません。 (2019年5月6日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - こここさん» ありがとうございます! (2019年5月6日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - 明日の不思議さん» 楽しみにしててください(*^^*) (2019年5月6日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - ミョンスさん» ありがとうございます! (2019年5月6日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
祟璃 - キッドとのお話を読みにきたのに突然の新蘭で吃驚しました汗 必要ですかね?いや、新蘭は好きですけど...。 (2019年5月6日 1時) (レス) id: 53235c3c55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セツ | 作者ホームページ:
作成日時:2019年4月13日 0時