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あの後コナンくんから連絡で真相を聞いた。
彼女は親に実の姉と比べられ続けてきた。
そして不運にもその実の姉と美希さんが似てしまっていた…。
ある時発した美希さんの言葉が姉と重なって見えてしまい、殺ってしまった、と…。
美希さんは何も悪くないのに。
美希さん本人も、周りの皆さんも彼女…心さんを恨んでしまうような結果になってしまった。
「なんかなぁ…。」
『ん?』
「…いや。なんでも。」
『それよりよ、例の組織の事なんだが…。』
「赤い宝石ばかり奪うっていう?」
『あぁ。今度はこれを狙うみたいだぜ。』
見せられた写真は、赤黒い宝石が散りばめられている指輪。
「ガーネット?」
『あぁ。通称
直訳…だけど、なんでこんな怖い名前…。
「…いつ狙うの?」
『アイツらが予告するのは満月の日だけだ。』
「え?」
『だからその2日前。3週間後くらいだな。』
「分かったわ。その宝石の所有者は?」
『世界有数の博物館を所持している
「了解。調べておく。」
『サンキュ。』
そんな会話を、キャンプ後次の日の朝に話している。
「ご飯作るわ。」
『おー。』
今日は和食にしようかしら。
卵をボウルに2つ割り、菜箸で混ぜる。
そこに白だしと少しの塩を混ぜ、フライパンに油を敷く。
基本ここの地域は甘い卵焼きだけど、私は苦手でいつもだし巻き玉子だ。
そして数回に入れ卵液を流し込み、手前へ手前へと巻いていく。
うん、上出来。
昨日の夜のうちにタイマーでセットしていた炊飯器をパカッと開け、しゃもじで混ぜる。
んー…これだけじゃ足りないし鮭の塩焼き……いや、納豆にしとこ。
納豆のパックを2つ開け、大きめのおわんに移す。
そしてタレ、からし、ネギを入れ思い切り混ぜ込む。
それでお茶碗にご飯をついだら…ん、完成。
向こうのリビングで何やら考え込んでいる快斗を呼び、運ぶのを手伝ってもらう。
ダイニングテーブルに食器をセットし、向かい合って座ると、いつものように手を合わせた。
「いただきます。』
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セツ(プロフ) - 祟璃さん» すみません、キッドの誕生日なら気楽に書けたのですが、新一やコナンくんの誕生日だったので、この小説の夢主と絡ますのは変かな…と。不快に思われたのなら、申し訳ございません。 (2019年5月6日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - こここさん» ありがとうございます! (2019年5月6日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - 明日の不思議さん» 楽しみにしててください(*^^*) (2019年5月6日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - ミョンスさん» ありがとうございます! (2019年5月6日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
祟璃 - キッドとのお話を読みにきたのに突然の新蘭で吃驚しました汗 必要ですかね?いや、新蘭は好きですけど...。 (2019年5月6日 1時) (レス) id: 53235c3c55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セツ | 作者ホームページ:
作成日時:2019年4月13日 0時