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「それで?ここに来た理由とその組織の何が関係あるのよ。」
さっきまで組織の事について説明してくれていた快斗を見つめる。
『あん時は鈴木財閥の爺ちゃんに変装してたろ?だから、こうやって大人数が集まる時に誰かに変装してくるかなと思ってよ。』
「なるほどね…。でもそれは無理ね。」
『なんでだ?』
「一緒にお風呂入ったじゃない。」
『あー…まぁそうか。けど、変装するのは俺達だけとは限らねぇぜ?』
「へ?」
『他の2組だよ。』
「あぁ…なるほど。組織メンバー全員で変装してここに来たのなら、違和感も何も感じられない。」
『そういうこと。』
「でもそれなら、わざわざキャンプするなんて可愛い組織よ?」
『いやそれ言うな。』
テンポの良い会話をしていると、外から声が聞こえてきた。
コナン『A姉ちゃん、快斗兄ちゃん、入っていい?』
「コナンくん…。どうぞ?」
快斗とアイコンタクトをし、ただの友達に戻る。
コナン『起きたんだ!蘭姉ちゃん達心配してたよ?』
テントに入ってきたコナンくんは、私の隣にちょこんと座った。
「本当?あら、それじゃあ早く顔見せないとね。」
ニコッと笑うと、彼のメガネが白く光った。
コナン『ねぇ、A姉ちゃん。僕に隠してること、ない?』
「隠してること?」
コナン『うん。それも物凄く大事なこと。』
工藤新一モード入っちゃった…。
「隠し事かぁ…そりゃコナンくんにも言えないこともあるわよ。」
コナン『そうじゃなくて!快斗兄ちゃんと関係してる事!』
「んー…昔私が快斗に救われたこと?」
コナン『救われた…?そっちも気になるけど、それも違う!』
「あのね、コナンくん。人には踏み込んで良い領域っていうのがあるんだよ。踏み込みすぎたら、拒絶されちゃうから気を付けなさい?」
何か言いたげなコナンくんを振り切り、テントから出る。
彼、どうして私が怪盗キッドの協力者、また快斗=怪盗キッドという事を知っているって勘づいたのかしら。
蘭『あ、A!』
「蘭、園子…。」
テントの前で話していたのは、蘭と園子の幼馴染み組。
園子『もう大丈夫なの?ガキンチョも入っていったし…。』
「えぇ、大丈夫。それより和葉と歩美ちゃんは?」
蘭『それがね!和葉ちゃんと服部くんが…!』
…?
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セツ(プロフ) - 祟璃さん» すみません、キッドの誕生日なら気楽に書けたのですが、新一やコナンくんの誕生日だったので、この小説の夢主と絡ますのは変かな…と。不快に思われたのなら、申し訳ございません。 (2019年5月6日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - こここさん» ありがとうございます! (2019年5月6日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - 明日の不思議さん» 楽しみにしててください(*^^*) (2019年5月6日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - ミョンスさん» ありがとうございます! (2019年5月6日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
祟璃 - キッドとのお話を読みにきたのに突然の新蘭で吃驚しました汗 必要ですかね?いや、新蘭は好きですけど...。 (2019年5月6日 1時) (レス) id: 53235c3c55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セツ | 作者ホームページ:
作成日時:2019年4月13日 0時