【名探偵コナン】怪盗キッドの協力者【怪盗キッド】

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蘭『気持ち良かったー。』



園子『ちょ、あんた達大丈夫？逆上せてない？』



真純『僕は大丈夫だけど…。』



青子『私も。』



哀『吉田さんはダメみたい。』



蘭『ダメだ、和葉ちゃんとAも完全に逆上せてる…。』



不覚にも楽しみすぎた私は、お風呂で逆上せてしまった。



それは和葉と歩美ちゃんも一緒みたいで。



「あー…フラフラする…。」



和葉『同じくや…。』



なんとか着替えを終え、浴場から出る。



貸し切り札を取り、前を向くと、ぐらん…と目の前が歪んだ。



「あ…やっば…。」



ドサッ



倒れた様な感覚に身を包まれる。



『大丈夫か？』



「…工藤くん？いや……快斗…？」



目の前に居たのは、工藤くんの髪型をした快斗だった。



その一言を呟いた後、意識を失った。







快斗 side



名探偵やガキ達と風呂に入っていると、名探偵がこっちをじっと見つめてきた。



『なんだよ。』



コナン『これを…こうして…。うん、俺だ。』



髪をぐしゃぐしゃと触られ、鏡を見ると工藤新一の髪型になっていた。



平次『ほんまや、工藤そっくりやなぁ！』



元太『…？探偵のにーちゃんなんでココにいんだ？』



周りの人は軽く黙せるくらいには似ている。



ま、俺がやるともっとそっくりになるけど。



けどここで手を加えたらキッドだと思われる確率が高くなるからしないでおく。



『俺はもう出るぞ』



じゃーな、と風呂場を出た。



せっかくあの名探偵が作ってくれた髪型だ、そのまま残しておこうと髪は乾かさずに服を着た。



西の名探偵や眠りの小五郎サマも出てきて服を着ている。



殆どが着替え終わったところで、外に出た。



外では女子がたむろしている。



ん？A顔色悪くねぇか？



そんな心配をしていると、Aの体がぐらりと前に傾いた。



『…！』



「あ…やっば…。」



ドサッ



間一髪の所でAの体を支える。



『大丈夫か？』



「…工藤くん？いや……快斗…？」



そう小さく呟き、コテッと眠った。



熱いな…逆上せたのか？



火照っている体を横抱きにする。



蘭『し、新一！？』



『え。』



どこに連れて行こうか迷っていると、名探偵の彼女に話しかけられた。



『あー…名探偵じゃなくて、黒羽快斗。』



蘭『う、嘘…でも…！』



コナン『んんっ！この人、快斗兄ちゃんだよ。』



わざとらしく咳払いをした名探偵に、今回は助けられた。



サンキューな。

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