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ピーンポーン



中森さんの家に着き、インターフォンを押す。



青子『はー…あれ、快斗。』



インターフェイスで快斗の顔を確認した中森さんは、鍵を開けようとしなかった。



「中森さん。少し、お話いいかしら?」



青子『貴方は?』



「齋藤A。1年の時同じクラスだったんだけど、覚えてない?」



青子『あ……齋藤、さん?』



「そう。お話がしたいの。」



暫くの沈黙の後、鍵が開く音がした。



快斗『…!お邪魔します。』



「お邪魔します。」



青子『どうぞ。』



中森さんは少し寂しそうな顔をしていたけれど、中に迎えてくれた。



お父さんの中森警部は今日も出勤みたいね。



リビングに通され、椅子に座らせてもらう。



私の隣に快斗、快斗の前に中森さんが座る。



青子『…な、何か飲む?』



沈黙に耐えられなかった中森さんが立ち上がって、キッチンに移動する。



快斗『あ、俺も手伝う。』



青子『珍しい。いっつも青子の手伝いしてくれない癖に。』



快斗『んだと…。』



青子『ホントのことでしょー。』



仲良さげに言い合いをしながらキッチンに行く2人に、胸がチクリと痛む。



そんな様子を見たくなくて、机に突っ伏す。



…蘭……助けて…。



こんな空気、耐えられない。



そんな気持ちが届いたのか、電話が鳴った。



「もしもし?」



蘭『あ、A?』



「うん、そうだけど…。」



蘭『ごめんね、急に電話して。さっき言ってた事は解決した?』



「あー…えーと、例え話の事、よね?」



蘭『もう、嘘つかなくていいの。好きな人、居るんでしょ?』



「す、好きな人!?」



あまりにも大きな声だったのか、2人も驚いてこちらを見る。



蘭『うふふ、その反応は図星ね…。』



「あんまりからかわないでー。」



椅子から立ち上がり、玄関の方まで移動する。



蘭『あ、それより本題なんだけど…。』



「い、今のが本題じゃなかったのね…。」



蘭『今度コナンくんや少年探偵団の皆とキャンプに行くんだけど、Aもどうかなって。』



キャンプ…。



キャンプかぁ…。



「うん、行かせてもらおうかな。」



蘭『ほんと!?良かった…。もしAが良ければ、その彼、連れてきてくれない?』



「えぇ…。」



蘭『無理だったらいいのよ?』



誰かに変装させるなら別の話だけど…。



蘭『あ、あとあの二人も来るんだって。』



あの二人…?

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設定タグ:まじっく快斗 , 名探偵コナン , 黒羽快斗   
作品ジャンル:アニメ
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セツ(プロフ) - 祟璃さん» すみません、キッドの誕生日なら気楽に書けたのですが、新一やコナンくんの誕生日だったので、この小説の夢主と絡ますのは変かな…と。不快に思われたのなら、申し訳ございません。 (2019年5月6日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - こここさん» ありがとうございます! (2019年5月6日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - 明日の不思議さん» 楽しみにしててください(*^^*) (2019年5月6日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - ミョンスさん» ありがとうございます! (2019年5月6日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
祟璃 - キッドとのお話を読みにきたのに突然の新蘭で吃驚しました汗 必要ですかね?いや、新蘭は好きですけど...。 (2019年5月6日 1時) (レス) id: 53235c3c55 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セツ | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年4月13日 0時

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