修学旅行で推しに会ったらなんやかんやで知り合いになりました。【浦島坂田船】

9 ページ9

「ん……っ…。」



センラ『あ、Aちゃん起きましたよ。』



志麻『大丈夫かっ！？』



「…んん……しません…？」



まだ、夢見てるのかな…。



さっき見てた夢は、確かメンバーと一緒に遊んだ…。



目の前にいるしませんは、目をぱちくりとしながら2人でアイコンタクトを取る。



センラ『ふふっ、センラですよー。』



志麻『し、志麻やでー…？』



「やっぱり…しませんだ…。」



こんな幸せな夢、無いよ…。



思わず頬が緩む。



にしても、私の部屋にそっくり…。



…いや、これ私の部屋？



すると、ドアがバンッと開いて何かが抱きついてきた。



柚『A…！』



「柚ちゃん？」



なんでだろ、夢なのに抱き締められてる感覚がある。



…ん？



感覚？



「え、これ夢じゃないの！？」



柚『あんた何言ってんの。熱出て頭おかしくなったんじゃない？』



そんな柚ちゃんの後ろに居るのは、クスクスと笑つうしませんの2人。



「〜っ!!」



あの2人私が何か勘違いしてるの分かっててあんな反応…！



「ばかっ…。」



掛かっていた布団を顔まで被る。



柚『A？』



うわああああああああああああ!!!!!



なんか変な顔した気がする！



夢だと思って変な顔した！！！！



…あれ、待てよ？



「なんで2人がここに居るの？」



柚『え、今更？』



目から上だけを布団から出して柚ちゃんに目で訴えかける。



柚『…？』



目を逸らされた。



テレパシー失敗！((



すると、奥の玄関のドアが開いた音がした。



うらた『帰ったぞー。』



坂田『Aちゃんの様子どおー？』



う、うらさか…。



「柚ちゃん！これどういうこと！？」



立ち上がり、柚ちゃんの肩を掴んで前後に揺らす。



…あれ、こっちのが気持ち悪くなってきた。



フラフラとするから柚ちゃんの肩から手を離すと、後ろに重心がいって倒れそうになる。



あ、やばっ…！



ドサッ



センラ『あっぶなー。気ぃつけよ？』



痛くない、と思ったらセンラさんが支えてくれてたみたいだ。



浦■■■■■■■■■■■■■■■
島■■■■■■■■■■■■■■
坂■■■■■■■■■■■■■■■
船■■■■■■■■■■■■■■■←new✨



坂田『あ、起きてたんやね…。熱、大丈夫？』



ドアからひょこっと顔を覗かせたさかたん。



「だ、大丈夫です…。」



熱は、ね。



他の意味で大丈夫じゃないです！！

10→←8

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す