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「しません!あれ絶対しませんだよ!」



大浴場から部屋への帰り道。



柚『志麻とセンラ、だっけ?本当なの?』



「うん!絶対!こうなればうらたさんも…!」



柚『ハードルは上げない方がいいわよ。…あ、ごめん私先生に用事あるんだった。』



「あぁ、じゃあ1人で部屋戻ってるよ。」



柚ちゃんと別れ、1人で狭い廊下を歩く。



すると、誰かと肩がトンッとぶつかった。



「すみませ……あ。」



『ごめんなさい…あれ?』



「さ、さささ…!むぐっ…。」



『し、しー。』



ぶつかったのはさかたんで、口を手で抑えられた。



し、死ぬ……死ぬ…!!!



「ぷはっ…。」



坂田『人おるから。部屋行こ。』



手を引かれ、ぐんぐんと階段を上って行くさかたん。



行き着いた先は、5階だった。



え、私が見た夢見当違いすぎじゃね。



しかも今思ったけどフェリーこんなデカくてええんかい。



そして、5階のとある一室に連れていかれた。



坂田『あ、安心してー。俺の一人部屋やから。』



…何を安心しろと?



あ、メンバーが戻ってくることがないのか。



なるほど、そゆことね。(自己解決)



坂田『それより、リスナーさんやんな?』



「え、は、はい!」



坂田『フェリーに乗るところまで情報嗅ぎ付けたん?』



「え?あぁ、いえ全然。修学旅行中なんです、私。」



坂田『・・・修学旅行?』



目を丸くしてこっちを見つめるさかたん。



坂田『なんや…てことは学生さん?』



へにゃりと座り込んで、私の顔を見る。



いや、上目遣いなんですけど殺す気ですか。



「まぁ。高二です。」



坂田『そういや団体客入ってるってスタッフさん言うてたな…。』



もしかして私害悪リスナーだと思われた?



…あぶねー。



「あ、えと…なら私も質問していいですか?」



坂田『うん、ええよ。』



さかたんの目の前に失礼して、座らせてもらう。



「なんでここに?」



坂田『あー、今春ツアーしてるのは知ってるやんな?そんでスケジュールが明日は福岡やろ?んで今日が大阪。最初は飛行機移動の予定やったけど天気が悪くてフェリーに変わってん。まぁ、リスナーさんにバレずにすんで良かったっちゃ良かったんやけどな。』



「なるほど…。」



コテコテの関西弁での説明ありがとうございます!!!!!



心の中で推しを拝む。



…って、今思えば私ここにいていいのか?

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関西風しらすぅ@坂田家 - 浦島太郎ってうちのお母さんと間違え方完全一致してて草 (2019年5月11日 22時) (レス) id: f34e486c2f (このIDを非表示/違反報告)
まお - お友だちと名前被った…。 (2019年5月6日 19時) (レス) id: 617dab01fc (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - 続編ありがとうございます!!楽しみに待ってます! (2019年4月2日 10時) (レス) id: 7db9f137d3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続編嬉しいです!楽しみにしてます!頑張ってくださいね (2019年4月2日 2時) (レス) id: ba67b17bbf (このIDを非表示/違反報告)
アミ(プロフ) - 続編本当にありがとうございます、、!これからも楽しみに待ってます! (2019年4月2日 1時) (レス) id: 5b4874d6d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セツ | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年3月10日 12時

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