検索窓
今日:1 hit、昨日:10 hit、合計:252,487 hit

24 ページ24

「ねむ…っ……。ふわぁ…。」



柚『おはよ。』



「…柚ちゃんっていつも隙がないよね。」



朝起きると、柚ちゃんはもうメイクを済ませていて、荷物の確認をしていた。



柚『そりゃ、今日は自由行動の時間たっぷりあるんだから。なるべく早くから動きたいでしょ。』



「昨日行けなかったところあるもんね。」



柚『そっ。だから早く着替えなさいよ。』



「はーい。」



柚ちゃんが顔を逸らしているうちに、パジャマから制服に着替える。



「終わったよー。」



柚『りょー。ほれ、これメイク道具。』



「あざ。」



私のカバンの中から出してくれたポーチを渡してくれる。



柚ちゃんとは幼馴染みだから、何がしたいか、どこに何があるか、なんて大体わかるんだ。



柚『あ、ケータイ鳴ってたわよ。』



「後で見るー。」



柚『ん。』



薄くメイクをしながら今日の予定を思い出す。



大型ショッピングモールで買い物、だっけ。



タクシーを使ってそこまで行く予定だったはず。



何買おうかな…4色の何があれば買いたいんだけど。



でも今はしまさかがキてるからなぁ…。



「んー…。」



メイクを終え、ポーチにブラシ等を仕舞っていく。



柚『A?朝ごはんの時間そろそろよ。』



私が考えていることに気づいた柚ちゃんが、顔の前で手を振る。



「あ、ごめん。今行く。」



ケータイをポケットに入れ、部屋を出た。







「んーっ!バイキング美味しかったねー。」



柚『あんたは食べな過ぎなのよ。』



「えぇ?でもお腹いっぱいになったよー。」



柚『…ならいいけど。体調崩さないでよね。』



「大丈夫大丈夫。」



部屋に戻りながら、そんな会話をする。



あれ、そういやケータイって何で鳴ってたんだろ…。



立ち止まり、LINEを開く。



Aちゃん達は今日どこか行くん?



あ、さかたんだ。



Aおはようございます。今日はZepp近くの大型ショッピングモールに行きますよ。



あ、せや。Twitterっで話題になってたんってAちゃんやんな?



Aあ、はい。たまたま肩がぶつかっただけなんですけどね。



皆が改めてお礼したいって言うてたんやけど、ショッピングモールで会えへん?



Aお礼ですか?そんな、皆さんがすることじゃないですよ。私は当然なことしただけです。



…何自分で断ってんの。

25→←23



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (300 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
846人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

関西風しらすぅ@坂田家 - 浦島太郎ってうちのお母さんと間違え方完全一致してて草 (2019年5月11日 22時) (レス) id: f34e486c2f (このIDを非表示/違反報告)
まお - お友だちと名前被った…。 (2019年5月6日 19時) (レス) id: 617dab01fc (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - 続編ありがとうございます!!楽しみに待ってます! (2019年4月2日 10時) (レス) id: 7db9f137d3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続編嬉しいです!楽しみにしてます!頑張ってくださいね (2019年4月2日 2時) (レス) id: ba67b17bbf (このIDを非表示/違反報告)
アミ(プロフ) - 続編本当にありがとうございます、、!これからも楽しみに待ってます! (2019年4月2日 1時) (レス) id: 5b4874d6d4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:セツ | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年3月10日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。