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先生『天気が悪いので飛行機じゃなくフェリー移動になります。』



修学旅行当日一週間前に言われた言葉。



「フェリーねぇ…。」



ま、どっちにしろ問題ないけど。



取り敢えず春ツ行きたかったことしか頭に無い。



推しに会いたい、それだけ。







それから色々あって修学旅行当日。



1日目が終わり、福岡に行くフェリーが出ていた。



大阪から福岡とかうちの学校の教師バカでしょ。



そりゃ飛行機使うわ…。



なんて考えながら布団をゴロゴロと転がる。



「ねぇ柚ちゃーん。推しに会いたい。」



柚『知らないわよ。…ていうかあんた、修学旅行中くらいその…なんだっけ?浦島太郎?の事忘れなさいよ。』



「浦島太郎じゃなくて浦島坂田船。」



彼女は私の唯一の友達で私がcrewな事を知ってる、間宮 柚ちゃん。



『歌い手?そんなの知らないわよ。』的な子。



先生『消灯時間よ。他のお客様もいるんだから静かにね。』



生徒『『はーい。』』



私たち修学旅行生で貸し切った訳ではなく、一般の方も数人居るらしい。



だから消灯時間とはいえ、電気は消えない。



「柚ちゃん。私外出てくる。」



柚『んー。先生にバレないようにね。』



こっちを見ずに返事をする柚ちゃん。



相変わらず…と思いながら、ケータイを持って甲板に出た。



空には星が浮かんでいて明るい。



対象的に、海は漆黒に染っていた。



「あー…ライブ行きたかった…。」



手すりに顎を乗せ、手をプラプラと前に出す。



今は9:00だから…ライブは終わってるか。



大阪観光の時Zeppの前通ったら、人混み凄かったからなぁ…。



すると、隣に男の人が来た。



『もしもしうらさん?うん、今外ー。ちょっとしたら戻るから。』



うら、さん…?



まるでさかたんがうらたさんを呼ぶ時みたいな……。



ちらりと隣を見る。



すると、マスクも眼鏡もしていない顔もろ出しのさかたんがいた。



…ん?さかたん?



「えええぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」



『え?』



…あ。



『(坂田ー?どうした?)』



男の人の電話の奥から"坂田"という言葉が聞こえる。



やっぱりさかたん…!



_______バタッ



そこで私の意識は途切れた。

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関西風しらすぅ@坂田家 - 浦島太郎ってうちのお母さんと間違え方完全一致してて草 (2019年5月11日 22時) (レス) id: f34e486c2f (このIDを非表示/違反報告)
まお - お友だちと名前被った…。 (2019年5月6日 19時) (レス) id: 617dab01fc (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - 続編ありがとうございます!!楽しみに待ってます! (2019年4月2日 10時) (レス) id: 7db9f137d3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続編嬉しいです!楽しみにしてます!頑張ってくださいね (2019年4月2日 2時) (レス) id: ba67b17bbf (このIDを非表示/違反報告)
アミ(プロフ) - 続編本当にありがとうございます、、!これからも楽しみに待ってます! (2019年4月2日 1時) (レス) id: 5b4874d6d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セツ | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年3月10日 12時

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