暗殺人形 (ページ37)

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暗殺34　Side　涼太ページ37

Side 涼太
ワイワイと話が盛り上がっている最中だった。

「何で貴方に連絡先教えないといけないの。紙に書いて渡してくれれば十分。」

臣「紙なんて持ってねぇよ。分かったらとっとと携帯寄越せ。」

「嫌よ。」

少し離れた場所からそんな会話が聞こえてきた。
よく見たら登坂さんにがんさんにユナさんだった。
ここから見ても分かるけど、ピリピリしてる雰囲気だってのは分かる。
がんさんなんかさっきからオロオロしてるし…。
紙とか言ってたよね。
ふと、上着のポケットを探れば打ち合わせすると聞いてメモ帳とペンが入っていたことに気づいた。

涼「亜嵐くん、俺会議室に忘れ物したの思い出したから、先に車の中で待っててもらえないかな？すぐ行くから、ね？」
ごめん。嘘吐いちゃって。

亜「じゃあ、俺達先に待ってるからな。あんま遅くなるなよ？」

涼「うん。ごめんね(笑)」
そう言い俺以外の6人は車に向かった。

岩「ふ、二人とも…。」
声がする方に行けばがんさんが止めに入ろうとしていた。
今にも何かが起こりそうな雰囲気だったため俺も紙を渡そうとその場に入った。

涼「あの、良かったらコレ使って下さい。ペンもありますので。」
こうして今に至るのである。