暗殺人形 (ページ34)

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暗殺31　Side　臣ページ34

Side 臣
会議も終わりこの後TRIBE全員で食事に行こうと急遽決まった。
TRIBE全員での食事は皆ヒロさんの奢りだからな。
隆二に至ってはもう瞳をキラキラさせてるし(笑)
そんな矢先だった。

岩「あ！ユナさ～～ん！！」
あの女がウチの末っ子に捕まっていた。
こんなとこ通るとかアイツもバッドタイミングだな。

岩「あれから会えなくて寂しかったんだから…。あ！でね、本当に話したいことなんだけど今からTRIBE全員で食事に行くんだけど、そこでもし良かったらユナさんも誘おうかなって(笑)どうかな！？」

がんちゃんそれ何度目だよ？
来るわけないって。

「嫌よ。」
ほらな。
絶対来ない、そう確信していた時だった。
アイツがまさかの発言をしたのを。

「悪いけど、仕事以外で貴方達に付き合う気も干渉するつもりもないから。分かったならそこ、どいてくれない？」
ん？仕事以外で…？
じゃあ、これが仕事だったら付き合ってくれる訳？
俺のS心が燻る。

臣「じゃあこの食事、仕事だって言ったら付き合うんだ？」
気づけば俺はそう言っていた。

「何が言いたいのよ。」

臣「この後の食事も人付き合いって言う仕事だ。付き合え。」

岩「臣さん！もう少し言い方ってものが…。」

臣「こうでもしねぇとコイツ来ないじゃねぇか。俺が言わなかったらどうやって誘ってたんだよ。」

岩「それは…。」
悪いながんちゃん。これが俺のやり方だから。
こういう頑固な人間にはこのやり方が一番なんだよ。
さぁ、このやり方が吉と出るか凶とでるかだ。

「…分かったわよ。」
結果は大成功だな。
だが一筋縄じゃいかなかった。

まだ仕事が残ってるから途中で抜けるとか言い出したし。

岩「何で！？そんなの明日だっていいじゃん！！」

臣「仕事なんだから途中退席とかなしだからな。」
そう言えば今言ったことなしにするとか言いやがるし。
面倒くさい女だな。
仔犬はキャンキャン吠えまくってるし←
あと、俺達の事ディスってるから。