暗殺人形 (ページ31)

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暗殺28　Side　哲也ページ31

臣「哲也さん…！」

哲「何か言い合いしてるなって思ったらお前じゃん(笑)……あれ？君さっきの…。」
俺はその子を見てわざとらしく質問した。

臣「哲也さん、コイツのこと知ってるんですか？」
知ってるも何も、さっき逃げられちゃった子だよ。
そう言いたかったけど、その前に登坂とその子がどういう関係なのかが気になって仕方なかった。

哲「うん。知ってるって言うよりか、さっき部屋の前にいたから一方的に声かけただけなんだけどね(笑)登坂こそ、この子のこと知ってるの？」

臣「知ってるも何も、俺達の護衛ですよ。…少し問題のある。」
へー、護衛さんなんだ(笑)
お前ら羨ましいじゃないかコノヤロー。

「余計なこと言わないで。…で、誰？」
わお。
俺の事知らないんだ、この子。
何だかとても新鮮。

臣「おい！失礼だろ。」

哲「あははは！いいよいいよ登坂(笑)自分で言うのもなんだけど、まさか俺のこと知らない子がいるなんて、俺もまだまだだね(笑)…改めまして、EXILEとSECONDのパフォーマーしてますTETSUYAです。よろしくね。」

「……ユナです。」
ユナさんって言うんだ。
素敵な名前だね。

哲「ユナさんね。よろしくね。さっきは逃げられちゃったから困っちゃったけど、また会えて嬉しいよ。ところで、一条さんに用があったからずっとあそこにいたの？あの時言ってくれれば俺が代わりに言ってあげたのに。」
そう言えば何であんなところにいたのか疑問だったため聞いてみた。

「別に、知り合いに似てたから少し見てただけよ。」

臣「そんな嘘俺に通じるとでも思ってんのかよ？」
この調子だとまた言い争っちゃいそうだから俺は止めに入った。

哲「まあまあ、そこまで。登坂もそんなこと言っちゃダメ。女の子には優しくしないと…ね？」

そんなに女の子に強く当たっちゃダメだよ。
話していると結構な時間だったから俺は登坂と一緒に会議室に向かった。

また会えるといいな、ユナさん。