暗殺人形 (ページ26)

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暗殺24 ページ26

会議室から去り私は再びネズミの見張りをするため、例の部屋に行こうとしていた。

臣「…おい。」
…この男どうしてこんなところに？

「何。私に何か用？」

臣「充分大有りだっつーの。…さっきの態度何なんだよあれ。お前失礼すぎだろ。ヒロさんが折角お前のこと紹介してくれてるのに。」

「私は一言も紹介して欲しいなんて言ってないんだけど。好きであの男がしたことでしょ？…貴方それを言うためにわざわざこんなところまで来たの？随分と真面目な男ね。悪いけど、私はやることがあるから失礼するわ。貴方も早く会議室に戻ることね。」

今度こそ、その場を後にするつもりだった。
臣「待てよ。まだ話は終わってねぇ。」
突然、私の手首を掴み逃がさないようにした。

「離して。ホントしつこい男。」
こっちは貴方と遊んでる場合じゃないの。

臣「離さない。お前にはこの間の件も含めて聞きたいことがたくさんあるからな。」

「言ったでしょ、話さないし、干渉してほしくないって。私の言ったこと忘れたの？」
お互い視線がぶつかる中それは、ある一人の人物によって治まった。

？「あれ。登坂じゃん。何でこんなところにいるの？ミーティングじゃなかった？」