暗殺人形 (ページ25)

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暗殺23 ページ25

私達は会議室に到着した。
隆「あれ？まだ俺達しかいないんですね。早く来すぎちゃいましたか？」

直「そんなことないと思うんだけど…。あ！ヒロさん！」

ヒ「早いなお前達。遠慮しないでグループごとに固まって好きなところに座って待っててくれ。時期に他のグループも来るだろうし。」

そう言われ彼らは固まって椅子に座った。
彼ら以外に他のグループもこの部屋に来るの？
…冗談じゃない。
こんな群れている場所にいるなんてこっちから願い下げよ。

ヒ「ユナさんもそんなところに立ってないで良かったら座ってくれ。他のグループの奴らにはまだユナさんのこと紹介してなかったからな。」

なるほど。
それだけのためにわざわざ私も参加させようとしていたわけね。

「ここで構わないわ。」

ヒ「そっか。もし座りたかったら言ってくれ。」

それからしばらくして、会議室が満員になった。
…群れてる。
私が見ない顔だから、皆して私の顔をチラチラと見ている。

ヒ「よし！全員揃ったし始めたいと言いたいところだけど、一人紹介したい人がいるんだ。皆もさっきから気になっている人なんだが、昨日から三代目の護衛として勤務しているユナさんだ。ひょっとしたら、皆も関わるかもしれないからよろしくな！」

紹介は終わったようね。
だったら私はここにいる意味なんてない。
私はその場から立ち去るために、ドアノブに手を掛けたところだった。

ヒ「ユナさんどこに行くんだ！？是非、君にもミーティングに参加してほしいのだが…。」

「悪いけど、私にそう言う趣味はないから。それに前にも言ったはず、群れるのは嫌いだって。」

岩「待ってユナさん！！」
バタン

エ「行っちゃった…。」
この光景を見ていた三代目のメンバー以外は口を開け唖然としている。

ヒ「少しクセの強い人だけど、皆よろしくな。…さて！始めるとするか！ってあれ？哲也はどうした？」

ケ「てっちゃんなら何か一条さんに用があるから少し遅れるって言ってましたけど。」

ヒ「そっか…。じゃあ、いないけど始めよう。」

臣「ヒロさんすみません。俺、楽屋に忘れ物したので少し席外します！すぐ戻ってきますんで！」

ヒ「おう、すぐ戻ってくるんだぞー。」

健「……何か臣ちゃん怪しいで。何かしようとしとるやろ？」

隆「同感。」