暗殺人形 (ページ11)

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暗殺9　Side　臣ページ11

場所は変わって撮影現場。今日の撮影は、来月発売の雑誌に掲載される雑誌撮影。
今はちょうど休憩時間であり各々好きなことをやっている。
俺達の護衛さんはというと、撮影中も休憩中も終始まるでこの撮影現場に一切興味がないという顔をしていた。壁にもたれて腕を組んでね。

隆「マネさん！俺今からコンビニ行ってコーヒー買いに行きたいんだけど、まだ時間ってある？」

マ「おお。充分あるぞ。それから、外に出るならユナさんと一緒に行くんだぞ。一応お前達の護衛なんだからな。」

隆「はーい！じゃっ行こっか、ユナさん♪」
そう言って隆二は外に出ていった。護衛さんを連れてね。
…ん？待てよ。コンビニ行くまでの間、二人っきりで何話すんだよ。
そもそもまともに全員喋ったことねぇーじゃん。会話なんて続くかよ。
そう考えると色々と気になっちまったじゃねーか。

臣「ごめん。マネさん、俺もコーヒー飲みたくなっちゃったから買ってくるわ！」

マ「おー。時間までには戻ってくるんだぞー。」

岩「あれ？隆二さんと臣は？」

エ「二人ならさっきコーヒー買いに行ったよ。ユナさん連れて。」

岩「え！何それズルい！俺聞いてないよ！？二人して絶対ヤラシイことしようとしてるんだ！！」←

エ「今言ったんだもん。仕方ないよ。」

健「ヤラシイこと考えとるのはお前の方やろ。さっきから顔デレッデレになっとるで。」

岩「マネさん！俺もコーヒー買いにコンビニ行ってきます！！」

健「イヤ、お前に至ってはユナさんに会いたいだけやろ！？」
ガシッツ！！！
直「あれ～？どこに行くのかな～岩田くん～？？そういえばまだお説教が途中だったよね～？」

エ「あれ？デジャヴ？」

岩「うぅ…直己さーん(´；ω；`)」

己「がんちゃん、泣いても無駄だ。ちゃんとお説教受けなさい。」

最初は、興味本位でアイツに色々と話し掛けたりちょっかい掛けたりしてたんだと思う。
でも、今思えば俺はこの時からアイツに惹かれてたのかもしれない――…。