おそるべし ページ2
お昼時、鈴村さんのリクエストだったハンバーグを用意し各自部屋にいる櫻井さんと鈴村さんをリビングに呼び出した。
鈴村「おぉー!うまそー!!」
櫻井「これ神谷の分は?」
「ちゃんと置いてありますので大丈夫ですよ。」
櫻井「そっか、わかった」
鈴村「なぁなぁ!食べていい!?」
「はい、冷めないうちに食べちゃってください」
鈴村「じゃあ、さっそく……いっただきまーす!」
櫻井「いただきま〜す」
もぐもぐと食べ始め、んーやっぱ美味いなぁ!と笑みがこぼれている鈴村さんと櫻井さん。ここまで美味しそうに食べてくれると作った方は気分がいい。
「お口にあって良かったです」
鈴村「Aの手料理が口に合わへんわけないやん!」
櫻井「基本なんでも美味しいし、お店出せばいいのにってレベルw」
「お店なんていう接客業、コミュ障の私に出来ると思ってるんですか?」
そう、1度は私も考えた。
けど私は極度のコミュ障で、お店という人と関わらないといけない接客業は出来ない。向いていない。
こうしてこのシェアハウスで、お世話係として鈴村さん、神谷さん、櫻井さんと話しているのでさえ奇跡に近いのだ。
鈴村「まぁ、コミュ障じゃなかったらとっくに店やってるよな〜w」
櫻井「確かに。それもそうだねw」
「何笑ってるんですか。」
鈴村「いや〜、そう思えばAがコミュ障でよかったなぁ思って!w」
「はい??」
櫻井「Aがコミュ障じゃなかったら、Aと僕達…こうして話してないからね」
「あぁ……まぁ、そうですね。」
鈴村「せやでー!まぁこれも運命とかいうやつやなw」
なんて言って笑い、また目の前のハンバーグを食べ始める鈴村さん。
運命か…そう捉えるとこの人生も悪くないな。
鈴村「ご馳走様でした!!」
「早っ。」
鈴村「美味かった!!」
「よかったです」
櫻井「ご馳走様でした。 じゃあ僕仕事の用意してくるね」
「はい、分かりました」
そう返事をするとひらひらと手を振って自分の部屋に戻って行った。ただそれだけの行動だったのにこんなにもイケメンオーラが漂うとは……櫻井さん、おそるべし…。
鈴村「A〜俺も手伝うー!」
「ありがとうございます、鈴村さん。じゃあ食器をこっちに持ってきてもらっていいですか?」
鈴村「はーい!」
トコトコと食器をまとめこっちに持ってくる鈴村さん。この人もいちいち行動可愛いんだよなぁ…。
声優おそるべし…?
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紬葵( ツムギ)(プロフ) - 舞(元マリーlove)さん» ありがとうございます、頑張りますっ!! (2020年7月26日 3時) (レス) id: 0a5a8cbb9a (このIDを非表示/違反報告)
舞(元マリーlove)(プロフ) - 更新楽しみにしてます!!! (2020年7月25日 2時) (レス) id: 77923cc923 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紬葵 ( ツムギ) | 作成日時:2020年7月24日 16時