＿壁を超えて (ページ6)

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貴女side

さっき助けてくれたチャニョルさん…？

韓国の方かな…？

日本語話してたけど、

少しカタコトだったし。

…ん？

…チャニョル？

ん？

え？

「ええええええええええええええええええ！？！？」

7「うっさ…ただいま〜忘れ物見つかったよ〜」

「ん、あ、おかえり良かったねー」

ええええ…待って…

涙で視界ぼやけてたけど…！

確かに声はあとから考えてみるとチャニョルだよ…！

嘘でしょ…

7「てかお前がハンカチ持ってるなんて珍しいね」

「え？」

「ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！！！！！！！」

待って待って、

これチャニョルのハンカチじゃない！？(大正解)

しかも刺繍してあるし！！！！！

《CY》

って刺繍してあるし！！！！！

どどどどうしよう…

返した方がいいよね？

いや、

でも欲しい。

どうしよう。

7「どうした」

「あのね、ナナ、落ち着いて聞いて、」

＿説明中＿

7「うん、あのね、お前の妄想癖韓国にまで持ってこないで？」

「ホントだってば〜」

7「はい、行こうか〜」

リュックをつかまれ引きずられながら空港を後にした。

(※ナナは既に渡韓経験済みの設定です)

＿ホテルに移動中＿

「めっちゃ綺麗〜！」

ベッドにダイブ〜

7「ホテル代奮発した甲斐あったね」

「うんうん」

「バイト頑張ってよかった」

7「ちょっと、A、こっち座って」

急にナナが正座するもんだから

私もベッドの上で正座する。

7「あのね〜プレゼントがあるんだ〜」

「なになに？」

7「明後日EXOちゃんのサイン会行きます〜」

「お〜」

「え！？！？！？」

７「来月誕生日でしょ？だからね、プレゼント」

「大好き･･･ありがとう･･･！」

確かに渡韓の日付とか少々強引にナナが決めてくれたけど、

サイン会と被せるためだったんだ･･･

ありがとう！チングよ！